睡眠と夜中。

これは妊娠後期から出産して2年以上経った今でも思う事。悪阻こそ酷くはなかったものの、腰痛や寝不足は当たり前のようにあって、産後も寝不足は暫く続いている。
昼寝が下手な私にとって妊婦時代には4時間寝られれば万々歳で、出産して離乳食が始まる辺りにはまた寝られると思っていた。そんな過去。
娘は新生児から乳児の間、夜泣きもほとんどしない親想いの赤子なのに、肝心の母親である私は夜間3時間おきの授乳タイムにすやすや眠る娘を起こしてまでミルクを与えていた。赤子側からしたらいい迷惑だったかもしれないけれど、なんせ私は初育児なわけだから、育児本やネットから得た情報を真面目に取り組んでいくしかなかった。
半年ほど経って離乳食を手こずりながらもこなしている頃、そろそろ夜中も気にせず寝られるかと心底ホッとしたのに、夜中何故か目が覚める。ミルクを与えなくてもいいのに目が覚める。身体が覚えてしまったみたいだ。
スマホをいじらないように我慢して目を瞑っても、全然寝られなかった。多分小さすぎる娘が心配なのもあったんだと思う。結局夜通し眠れるようになったのは、夜泣きもしない娘が2歳半になる頃だった。少しずつ連続して眠れる時間が増えてはきたが、今度は毎日夢を見るようになってそれはそれで疲れている。

久しぶりに眠れない今日。そんな事をふと思い出しては娘の寝顔を見る。
すっかり「こども」の寝顔になった娘は、なんの心配もしてないような顔で眠る。それに安心して、私も少し眠くなる。

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