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08. 「스물다섯 스물하나」(二十五、二十一)

みなさんこんにちは。今日もお疲れさまです!
ぴぴです。

今回はドラマの回です!

昨年のちょうどこの時期にドはまりした韓国ドラマ「二十五、二十一」についてちょっと語りたいと思います。

1998年のアジア通貨危機によって、突然夢を奪われた若者たちのその後の成長と人生を描いたドラマです。韓国一のフェンシング選手を目指すナ・ヒドは、高校のフェンシング部が資金難で廃部になり、大好きなフェンシングをする環境を奪われます。一方、ペク・イジンは実家が破産し、大学を辞め、突然のアルバイト生活を強いられます。

誰も予想のできなかった通貨危機によって、当たり前の日常を奪われた2人ですが、その後周囲からの軽蔑の眼差しに屈さず、自分の道を切り開いていきます。

このドラマの見どころは2人の甘酸っぱい恋愛模様に加え、他3人の高校生らとの青春物語です。あとは、BGMが秀逸で、ストーリーに惹きこまれていくこと間違いなしです!

タイトルに含まれる25、21という2つの数字の意味を読み解いていく楽しさもありますし、果たして一番初めに登場した女の子がペク・イジンとナ・ヒドの子供なのか、という特大の謎の答えを最後まで見せてこないあたりも、ドキドキが止まりません。

さて、このドラマのなかでもう一点キラッと光る点が、映像美です。ペク・イジンとナ・ヒドの二人の描写の時に度々現れるのですが、緑のライトと赤いライトの重なり方で二人の距離感を見て取ることができます。あとはノスタルジックな風合いの撮り方が、どこか懐かしさを感じさせてくれます。もう至る所に、好き!ポイントが散りばめられていて、語りだすと止まらないのでこのあたりで...


ぺク・イジンの一番好きなセリフを最後にお伝えして終わりにしようと思います。

"모든 비극은 옆에서 보면 희극이랬어.(全ての悲劇は遠くから見たら面白いよな)"

”悲劇”と”喜劇”の対比が秀逸すぎませんか?
辛いことがある度に、俯瞰的にその出来事を捉えるようにしたら、ちょっとは楽になるかもしれません。あ、この辛さも実はちっぽけなことで、うんと遠くから見てみたらそんなに考え込むようなことじゃないのかな、って。

今日もみなさんに小さな幸せが訪れますように。