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暗殺者からの逃亡劇×山火事という前代未聞なミックスジャンル『モンタナの目撃者』

【個人的な評価】

2021年日本公開映画で面白かった順位:153/188
   ストーリー:★★★☆☆
  キャラクター:★★★☆☆
      映像:★★★☆☆
      音楽:★★★☆☆
映画館で観るべき:★★☆☆☆

【以下の要素が気になれば観てもいいかも】

アクション
銃撃戦
山火事
レスキュー

【あらすじ】

過去に山火事における任務失敗から大きなトラウマを抱える森林消防隊員のハンナ(アンジェリーナ・ジョリー)。彼女はある日の勤務中、暗殺者による父の死を間近で目撃し、暗殺者に追われる少年コナー(フィン・リトル)に出会う。

彼は父親が命がけで守り抜いた"秘密"を握るたった一人の生存者だった。ハンナは自分と同じく、大切な人を亡くしたコナーを暗殺者から守るために戦うと心に決める。

秘密を求めてコナーの命を執拗に狙う暗殺者たちが刻一刻と迫る中、目前に広がるモンタナの大自然で未曾有の山火事が立ちはだかる。

2つの脅威に行く手を阻まれる極限状態で、ハンナはコナーを守り戦い抜くことはできるのか。

【感想】

暗殺者から逃げてたら目の前には山火事が!というまさかのミックスジャンル映画でした。その謎な組み合わせを映画にしちゃうのは、さすがハリウッドだなと。ただ、正直、どちらも中途半端になっちゃったかなという印象ではあります。。。(笑)

<いきなり出てきた暗殺者たち>

まず、この暗殺者たちが何者なのかが劇中で一切語られないんですよね。コナーの父親は地方検事に雇われていた会計士。その地方検事の家が暗殺者たちによって爆破されて、会計士だった彼も狙われるハメに陥ります。何か秘密があったんでしょうけど、詳細はわからないまま。命だけは狙われるので、とりあえず逃げるしかないっていう状況です。

<森林消防隊とは、、、?>

そして、ハンナの設定。森林消防隊ということですが、劇中でそれらしい活動が一切ないんですよ(泣)てっきり、『オンリー・ザ・ブレイブ』(2017)のような救出活動シーンもあるかと思ったんですが。。。まあ、過去に風の動きを読み誤り、山火事で仲間を失ったという過去はあるんですよ。でも、現在において彼女を含む森林消防隊が活躍するシーンがなくてですね。。。そうなると、そもそも森林消防隊である意味が。。。(笑)

<そうは言ってもエンタメ性はある>

なかなか見どころが紹介しづらい部分はあるんですが、なんといってもハリウッド映画。暗殺者から追われる緊迫感や物語後半で襲ってくる山火事の脅威、そしてモンタナ州の広大な自然。それらを大きなスクリーンで観ると、やっぱりエンタメとして成立しているなって感じるんですよね。そこはすごいなって思います。思いますが、、、人物背景が語られなさすぎて、ちょっと薄い映画になってしまった気がします。

<その他>

僕がこの映画を観ようと思ったのは、作品に惹かれたというよりも、アンジェリーナ・ジョリーを観たかったからですね。彼女は11月5日公開予定のマーベル最新作『エターナルズ』に出るので、その前に普通の映画で彼女を観たかったっていうのが一番の理由です。暗い過去を背負いつつも、パワフルでエネルギッシュな彼女の姿はやはりかっこよかったです。

それにしても、舞台がモンタナで、主人公の名前がハンナって。ハンナ・モンタナっていうキャラクターいるんですけどね(笑)


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