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イケオジが渋滞してる『ジェントルメン』

【個人的な評価】

2021年日本公開映画で面白かった順位:45/81
   ストーリー:★★★☆☆
  キャラクター:★★★★☆
      映像:★★★☆☆
      音楽:★★★☆☆
映画館で観るべき:★★★☆☆

【以下の要素が気になれば観てもいいかも】

サスペンス
アクション
マフィア
大麻
イケオジ

【あらすじ】

ロンドンに緊急事態発生。長年にわたる大麻の大量栽培/販売で財を成した
アメリカ人ミッキー(マシュー・マコノヒー)が、ビジネスを売却し、引退するというウワサに暗黒街に激震が走った。その利権総額はなんと500億円。

目の色を変えた強欲なユダヤ人大富豪、ゴシップ紙の編集長、ゲスな私立探偵、チャイニーズ&ロシアン・マフィア、さらには下町のチーマーまでもが跡目争いに参戦。

一筋縄ではいかないジェントルメン=一流のワルたちによるダーティでスリリングな駆け引きが今始まる!

【感想】

こんなおじさんになりてえっていうぐらい、おじさんたちがかっこよすぎる映画です。イケオジ好きな人はため息しか出ないでしょう。

<そこにいるだけで映えるおじさんたち>

「世の中のおじさん、みんなこんなだったらいいのに」ってぐらい、みんな存在感ありまくりなんですよね。何をどうしたらあんなかっこよくなれるの?何を食べたらああなるの?って頭の中クエスチョンマークだらけです。

とにかく、似合うんです。ビールが、タバコが、ジャケットが、オールバックが、そしてジャージが。特に、ビシッと決めたジャケット姿のマシュー・マコノヒーと、あんな派手なジャージで、あそこまで渋くなれるコリン・ファレルが個人的には相当ツボでした。

僕は別にイケオジが好きなわけではないですが、あの落ち着き払った余裕のある態度の中に見える冷酷な眼差しがたまらないですね。この雰囲気は『ゴッドファーザー』に近いものを感じます。

<ストーリーはちょっとわかりづらいかも?>

そんなイケオジたちを眺めているだけでも楽しい映画なんですけど、ストーリー自体は人によって少しわかりづらいと感じるかもしれません。騙し合いバトルの中、「黒幕は誰なのか」という先の読めない展開は楽しめるんですが、物語は時系列に沿って進むわけではないんですよ。回想および私立探偵のフレッチャー(ヒュー・グラント)の妄想が入り混じってくるので、少し混乱してしまうかもしれません。

<物語よりも雰囲気を楽しむ映画>

でも、正直、このイケオジたちを前にしたら、物語の理解度なんてほぼ無意味です。彼らの圧倒的な存在感と黙っていてもあふれ出てしまう色気は、女性だけでなく同じ男性でも見惚れてしまうこと間違いなし。「おじさん」の概念が覆されるから、その雰囲気だけでも一見の価値ありです!


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