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宝塚はじめて!という方をお連れする

雪組の彩風咲奈ちゃんのショー、オールバイマイセルフのフラッグとペンライトが二つずつ自宅にあります。

うーん、正直二つもいらない。

けれども、もったいない!とかではなくて、なんだか捨てられないのよねー

なんで二つあるのかというと、チケットが2枚取れて知人を誘ったからです。

このお相手が友達とか、恋人とか、家族ならいいのですが、平日真っ昼間の公演でお誘いできる方は少なく、宝塚に興味あるけどまだ見たことがない、という得意先の社長。

普段からとても仲良くさせてもらっていて、よく遊びに行く間柄ですが、まぁまぁ微妙に気を使う相手です。

宝塚行ってみたーい、と聞いたので、あまり考えずに声をかけたんですが。

観劇の日が近づくにつれて、緊張感が高まります


まず、観劇の後「えー、宝塚、いまいちじゃん」と言われるのが怖い。

特に今回はさきちゃんの出演作品を振り返るというショーで、初見の方にはハードルが高い。
ちなみに、ヅカ歴一年の私もハードル高い。

それと、声を出したい気持ちを抑えて表情を目まぐるしく変えている、私のお見苦しい姿を見られて、後からネタにされるのが恥ずかしい。

何より、私は宝塚が好きになってまだ一年ほど。
世の中にはウン10年どころか、祖母の代からのヅカオタもいるわけで、そんな私がガイドしてもいいんだろうかと、やっぱり怖い。


で、そんな怖さとか不安を抑えつつ、宝塚のことをなーんにも知らない初心者に、宝塚基礎知識を解説したんです。

ジェンヌさんたちは、宝塚音楽学校を卒業してから5つの組に配属となること。
自分で男役か娘役かを選び、芸名も自分でつけること。
芸名の他に愛称があってファンは愛称で呼ぶこと。
今回のさきちゃんは秋にベルばらで退団すること。
男役は完成までに10年必要なこと。
トップスターは歌とダンスが良いだけではダメで、スター性も求められること。
さきちゃんはとっても努力の人で、学校を首席で卒業しても頑張ったということ。
トップスター最初の舞台が、シティハンターということ。

もはや何を言っているのか、私もわからない。

ただ、初めての観劇を楽しんでもらいたい!と考えて、フラッグとペンライトを二つ買ってお渡ししたんですね。

そして、いよいよ開演。

隣が気になって内容が頭に入らない。
お相手はずーっと腕組みして舞台を眺めてるんです。

しかもフラッグもペンライトも使ってないし。

幕間になり、恐る恐る感想を求めたところ、

歌もダンスもハイレベルで、幅が広い!

しかもこのレベルの舞台を数ヶ月で完成させるんでしょ。

まだ若いのにすごいプロ意識だよ!

とめっちゃ褒めてくれて、

ファンとしては、もうそうなの!その通りなの!!とひたすらうなづいたのでした。

ちなみにその1ヶ月後、1人で大阪まで遠征して、同じ舞台を観て、やっと満足してきたのでした。

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