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今日からじゃない、明日からの生き方

人生があるとすれば、それは過去の積み重ねだ。
どこにあるかといえば、それは自分の頭の中しかない。
自分の頭の中のことではあるけれども、それは変えられない。
将来、認知症にでもなって新しい記憶を持つようになれば別だけれども。

その過去の全てに満足している人は少ないだろう。
少なくとも、僕はそうだ。
むしろ、後悔することの方が多い。
でも、どれだけ悔やもうとも、それはもう変えられない。
やり直すこともできない。
人生をやり直すとよく言うが、過去を帳消しにはできない。
もちろん、そうした悔いも含めて今の自分がある、そんな考え方もあるし、多分、それはそうなのだろう。
ただ、それは今が多少なりとも満足のいく生活を送っている人の言い分ではないだろうか。
今に満足できていない人に、そんなことを言っても、さらに悔いを深くさせるだけだ。

では、変えられない過去に悔やみながら僕たちはどうやって生きていけばいいのか。
君たちはどう生きるかと、そんな大層な話ではない。

過去は変えられないし、後悔を満足に変えることもできないけれども、今日はまだ白紙だ。
今日一日だけなら、満足できる一日にすることができるのではないか。
もちろん、上手くいかないこともある。
過去最悪の一日になるかもしれない。
しかし、それでも、結果がどうであれ、例えば「俺は今日一日だけは家族のために頑張った」そう思うことはできるだろう。

よく臨終の間際に、
「満足のいく人生だった」
と言い残して旅立つ人のことを聞く。
そんな人がいるのかどうかしらないが、それは本心だろうか。
しかし、
「少なくとも、俺は今日一日だけは懸命に生きた」
そう思い、そう言い残すことは可能ではないだろうか。
しかも、本心から。

「今日一日だけは、俺は懸命に生きた」
そう思えるように、明日からの日々を暮らしていきたい。

なんや、今日からちゃうんかい!
先送りの天才、マー君でした。

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