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ポッキーの正しくない食べ方

皆さんは、ポッキーをポッキーとして正しく食べておられるだろうか。
恐らくそうだろう。
でも、僕は、ほとんどのポッキーを、ポッキー製作者の方には申し訳ないが、ポッキーとして食べていない。

ポッキーは読書をしながらでも、テレビを見ながらでも、手を汚さずにすむので時々食べる。
その時に、僕はまずポッキーのチョコの部分だけを食べる。
食べると言うよりも、舐める。
そして、最後にプリッツ状に残ったものを、ガジガジとじゃがりこのようにかじる。
本来は、チョコとプリッツをガブっとやってこその、ポッキーの味わいなのはわかっている。
こんなふうに、チョコとプリッツに分解して食べるなら、最初から、チョコとプリッツを買ってくればいいじゃないか。
そう言われるかもしれないが、それは違う。
食べたいのは、あくまでもポッキーなのだ。
ポッキーを、こうして食べたいのだ。
そんなの、ポッキーの食べ方じゃない。
わかっているが、やめられない。

これが、一般的なお行儀の基準に照らし合わせても、良くないことだとは理解している。
だから、外ではやらない。
しかし、家の中ではやめられない。
妻にも、気持ち悪いからやめてと言われる。
妻の言うことは素直に聞くことにしているが、これはやめられない。

この食べ方は、ポッキーに限ったことではない。
例えば、オレオ。
あれも、まずは上のクッキーだけをめくって食べる。
その時に、めくったクッキーにクリームが付かずにきれいにめくれると、この上なくうれしい。
それから、中のクリームを食べる。
食べると言うよりも、舐める。
そして、残ったもう一枚のクッキーを食べる。
もちろん、ビスコやクラッカーにレモンクリームを挟んだやつも、これで食べる。
アーモンドチョコもそうだ。
まずは、外のチョコを舐めとってから、アーモンドを食べる。

もし気持ち悪くなっておられれば申し訳ない。
でも、こうなのだ。

妻には敬遠されるが、娘にはどうだろうと、伝授しかけたことがある。
「お父さんに、変なこと教えられる」
と妻に告げ口されて、終わった。

今のところ、我が家でこんな食べ方をするのは僕だけだ。
僕一代で終わりそうなので、ここに書き記しておく。

ちなみに、ポッキーってあの会社からしか出てないなと思ってググってみたら、登録商標だった。

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