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映画「ブルー君は大丈夫」で大丈夫

映画館では、「関心領域」「あんのこと」と下腹にたまる映画が続いたので、ほっこりできる映画を見てきた。
「ブルー君は大丈夫」

子供の頃には誰にでも空想上の友達がいる。
しかし、成長するにしたがってそんな友達の事は忘れてしまう。
これは、そんな忘れられた空想上の友達=イマジナリー・フレンド、IFの新たな結びつきを探す物語。

母を亡くし、父が入院したビーは、祖母の暮らすアパートにやって来る。
そこで、彼女はひとつ上の階に住む不思議な男と出会う。
彼は、ブロッサムとブルーという名のIFと暮らしているのだ。
IFは普通は、成長してその存在を忘れた子供には見えない。
ましてや大人には見えるはずもないのだが、ビーにも、そしてその不思議な男にも見える。
存在を忘れられたIFは、しばらくすると消えてしまう。
ビーは男と共に、ブルーの新しいパートナーを探そうとするが上手くいかない。
ある夜、ブロッサムが祖母のIFだったことを知ったビーは、ブルーを昔のパートナーの所に連れていく。
今はすっかり大人になったパートナーと、ブルーは心を通わせることができるのか。
そして、不思議な男の正体は。

主役のビーを、「ウォーキング・デッド」などのケイリー・フレミング。
謎の男を、ライアン・レイノルズ。
さらに、数多く登場するIFたちの声優がすごい。
ブルーにスティーブ・カレル。
他にはエミリー・ブラント、マット・デイモン、ジョージ・クルーニー、ブラット・ビットなどなど。

原題は「IF」
イマジナリー・フレンドの意味と、if、もしかするとの意味がある。
もしかすると、あなたも子供の頃に別れてそのままのIFに出会えるかもしれない。
IFは子供の時だけでなく、今でもあなたを支え、背中を押してくれる。
if、もし、あなたがその気になれば。

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