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♯︎17【お惣菜屋のつぶやき】店主、フルマラソン挑戦への道(後編)

いよいよ!フルマラソンに挑戦するの巻

前回の投稿で、2024年春のフルマラソンに挑戦します!と宣言してから、早2か月以上経過。

いよいよ、本番当日がやってきてしまいました。それまでの準備を振り返りつつ、当日の様子を報告させていただきます。


本番までの練習

フルマラソン初挑戦のセオリーとして、本番までに30kmは走れるようにしておいたほうがいいよ!というのは、いろいろな人からアドバイスいただいており、私も本番までに30km走破を目指して日々トレーニングをしてきました。
最初は5km程度で限界を迎えていた身体も、徐々に距離を伸ばしていき、10kmは軽く走れるように。ここまでは脚も痛くないし、特に不安なこともないまま順調に進めることができていました。

10キロ走を何回もこなし、年末には10km走の大会に出て、その後初めて20キロを達成したのが1月13日。かかった時間は2時間23分、平均7:08/km。この時も、身体はとくに問題なく、翌日も多少の筋肉痛があったくらいなので、「これならフルマラソンいけるかも!」なんてちょっと自信を付けたのでした。あわよくば4時間台も夢じゃないかも・・・??なんて、今思えば無謀。そんなにうまくいくわけないのです。

30kmを超える壁

その後、20キロ走を数回こなし、大体7分/kmというペース。2月14日に、いよいよひとつの目標としていた30キロ走にチャレンジしてみました。正直なところ、本番まで1か月を切っているし、早めに30キロを達成してフルマラソンの準備を終わらせたい!という気持ち。
この日も、20キロくらいまではいつも通り、順調に走れていました。22キロくらいで、あれ、股関節がなんか痛いかも。。。走ってれば治るかな。。。と、軽い違和感。しかし痛みは治まることなく、足を止めてストレッチしても、数メートル走るとまた激痛といったレベルに。結局26キロまで頑張ったけど、これは悪化させてはまずい、という判断で、この日は股関節の痛みを抱えたまま徒歩で帰宅しました・・・。30kmに到達できず、急に不安になります。

サポーターやテーピングを導入

数日後、スポーツショップに駆け込んで、店員さんに相談してみました。20kmまでは順調だけど、そこを超えると股関節が激痛だったこと。フルマラソン本番まで1か月を切っていること。
店員さんによると、股関節の痛みは、股関節そのものの酷使というより、ふくらはぎや太ももの疲れが股関節に影響している、とのことでした。そこで、おすすめされた太もものサポーターと、膝用のテーピングを購入。予定外の出費だけど、仕方ない。

再び30kmに挑戦

そして2月28日、ふたたび30kmにトライ。購入した太ももサポーターを着用してみます。今度こそ30kmをクリアしたい・・・もう本番まで時間がない!

この日も、20kmまでは順調。しかし、やっぱり22キロくらいで、今度は膝が痛い~~!!またしても、24kmで断念してしまいました。

そして結局、本番まで30kmはクリアできないまま。不安しかない・・・

ついに本番!!

本番は3月10日。前日に名古屋入りして、仲間と合流し、熱田神宮で完走祈願。ひつまぶしでパワーをチャージしました。

ひさびさのひつまぶし、あっという間に完食

そして当日は、朝から快晴。マラソン日和です。とにかく膝が心配だったので、痛み止めの湿布と、テーピングをがっちり巻いて、やれるだけのことはやった。あとは本番ならではのテンションで乗り切るしかない!

もう戻れない!いよいよスタート

今回参加した名古屋ウィメンズマラソンは、参加人数20,000人を超える、大きな大会。ドキドキのスタートを切っても、大混雑でなかなか進みません。これは想定内なので、焦らず体力温存で、ゆっくりスタート。
この混雑も5kmくらいで解消するかな?と思いきや、これが結局ずーーーっと続くので、自分の走りたいコース取りで自由に走るというのは難しいものがありました。ペースを上げたいときは、前方の空いたスペースめがけて人の群れをすり抜けていく必要があり、なかなか神経と体力を使います。

その後股関節も膝も痛みを感じることなく、順調に距離を伸ばしていけたのは、テーピングの効果と、とにかく沿道の熱い応援のおかげかも。生バンドの演奏があったり、子どもたちのチアダンスがあったり、これは大きな大会の最大の魅力です。走りながら、自然と笑顔になれるし、パワーをもらえます。
気づくと、これまでの最長記録26kmまで来ても、脚の痛みがない!これは行けそう!

30kmを超えて、初めての領域へ

そして念願の30km突破。ここまで来たら、絶対完走したい!どうか脚がこのまま持ちますように・・・と祈りながら、心掛けたのは「淡々と走る」こと。あと何キロとかあんまり考えず、とにかく足を進めるのみ。周りには歩き始める人も増えてきますが、惑わされまい!最後まで走ろう、と自分に言い聞かせて、走り続けます。
体感的には、32kmから33kmあたりが、長かったーーーー。1kmがこんなに長く感じたことないかも。精神的に一番つらかった。35kmを超えると、もう完走は確実だという自信が持てて、「あとちょっとで終わっちゃうのか・・・」なんて気持ちになりました。

41km!! あと1kmで終わる!!

念願のゴーーーール!!!

そしてついに・・・・!!歩くことなく走り続けて、念願のゴール!股関節も膝も、何とか持ちこたえてくれました。時間は5時間超えちゃったけど、初挑戦で完走は、よくやった!5時間以上走り続けるなんて、なかなかできることじゃないよね!


無事完走できて安心の顔

感動の余韻に浸る時間はなくて、ゴールしたらそのまま完走賞のTIFFANYのネックレスをゲットしたり、記念品をいろいろいただいて、そのまま「立ち止まらないでくださぁ~~い」とスタッフに誘導され早々と着替えを促されます。ここでゆっくりストレッチとかしとけばよかったのですが、急いで着替えて、仲間と合流し、気が付くと身体はガチガチ。このまま会場に戻ってイベントを楽しむ体力は残っていなかったので、とりあえず写真撮ったら会場を後にすることに。

ここへきて、膝の激痛が蘇ってきました。朝上ったはずの階段を、降りるのが一苦労。駅の改札までの長ーーーい階段を、スタスタ降りる人々を横目に、時間をかけてゆっくりゆっくり降りる私。他にも数人、そんな人がいましたw

駅のこの階段、帰りは地獄です


挑戦してよかった

仲間と4人で挑戦した、初のフルマラソン。4人とも、無事に完走できました!学生時代に体育会ラクロス部で汗を流していたとはいえ、今の年齢でフルマラソンに挑戦するなんて無謀としか思えなかったけど、やってみたらできた。これは、人生経験をひとつ積んだ感じです。
今後、またフルマラソンにトライするかどうかは、とりあえず身体の痛みが癒えてから考えるけど、10kmとかハーフマラソンだったら行けるな!という自信はつきました。これからもぼちぼちトレーニングを続けて、走ることは続けていきたいなぁと思っています。

そんなわけで、明日からまたお惣菜屋の店主として頑張ります。長々と読んでいただいてありがとうございました!


祝勝会しようね!お疲れ様!

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