見出し画像

都会の人は冷たいのか?

よく言われる「都会の人は冷たい」

確かにそう思うこともあるかもしれない。
田舎に遊びに行けば、初対面のおじいちゃんおばあちゃんがとても
良くしてくれる。 
愛想よく挨拶してくれたりその土地ならではの情報を教えてくれたり。

都会ではどうなんだろう?
決して冷たい、なんてことはないと思う。
エレベーターで一緒になれば挨拶くらいするし、困っている人がいれば手を差し伸べる人だって間違いなくいる。

じゃあなんで「冷たい」印象を持たれているのか。
入院中に読んだ本に ハッ!これか〜〜 と納得させられた。

本によれば、もともと人という生き物は他人のことを助けたがるらしい。

確かに言われてみれば、困っている人を見かけると行動に移すかどうかは別として「助けようかな」と思うし人を助けることに嫌な気分は抱かない。
でも人を助けることが難しいと感じる理由があるらしい。

その人が助けを本当に求めているのか?
間違っていたら恥ずかしい思いをすることになる。

これは電車やバスで席を譲る時を思い出す。

別に自分が助けなくても他の人も気づいてるしなんとかなるでしょ。
都会ではこれが顕著な気がする。
実際僕もそう自分に言い聞かせながら無視したことがある。
周りに自分しかいなければ躊躇なく助けられるのに人が多いだけで、
自分がしなければ!という意識は突如なくなる。

人は時間に追われていると、そのことで頭がいっぱいで視野が狭くなる。
目の前に倒れている人がいても気づかないくらいに。
この影響も田舎より都会の方が大きいんじゃないだろうか。
毎日様々な予定に追われて余裕のない人が多いように思う。

こんな理由で頭では「あ、あの人困ってるかも?助けようかな」と思っても
その気持ちを無かったことにしてしまう。

本当に自分が全くもってその通りの経験をしたことがあるからなるほどなぁと思ったし同時に「あーだから都会の人が冷たく思われるのか」
と繋がった。

まあこれだけ人が溢れてたら自分が助けなくてもって気分にもなるし、
助けたら助けたで変なことを言われるかもしれない時代になってしまったし..。

自分が「助けようかな」と思った時に、一歩踏み出せない理由がわかっていれば少しは勇気が出せるかなと思って。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?