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風の時代の通貨「暗号資産(ビットコイン)」がエルサルバドルの法定通貨に!

 2021年6月9日は、暗号資産(仮想通貨)において歴史的な日になりました。ついに暗号資産を法定通貨にする国が登場したのです!

 風の時代に入ったのが2020年12月末。まだ半年も経過していませんが、その間に風の時代の通貨である暗号資産の代表的な存在「ビットコイン」がなんと法定通貨になりました。地の時代からは考えられなかったことですね。

 今回「ビットコインを法定通貨に」と定めた国は、エルサルバドルです。以下の地図でオレンジ色に塗られている場所にあたります。日本よりも小さな国ですが、歴史を変える大きなニュースを発表しました。

マイアミのカンファレンスで発表された

 「ビットコインを法定通貨に!」という驚くべき発表は、マイアミのカンファレンスで発表されました。

 こちらの動画では、エルサルバドルの大統領が法案を議会に提出することを説明しています。

 今回のエルサルバドルの件は、日本人感覚では理解できない部分が多いでしょう。「なぜそんなに価格変動の大きな通貨を法定通貨にするのか?」や、「紙幣も硬貨もないのに不便ではないか?」や「信用できない」など。疑問点は多々あると思います。

 まず、エルサルバドルでは、すでにビットコインが日常生活で利用されていたそうです。ビットコイン決済を認めているお店もありました。

 同国の国民の70%は銀行口座を持っていないそうです。加えてエルサルバドルの国民は米国で稼ぎ、同国に住む家族にお金を送金しています。ビットコインなら簡単に送金できます。ビットコインで送金されたら、それを別の通貨に変えて支払いするのは面倒ですよね。つまり、ビットコインで暮らすことがこの国の国民にとってはとても便利だったということですね!

 また、このような興味深い視点もあります。法定通貨は、国家がコントロールすることができます。それに対し、ビットコインは国家によるコントロールはできません。そういう背景から考えると「なるほど」と思うのがこちらです。

 ちなみに法定通貨になれば、キャピタルゲイン課税はゼロです。日本人にとっては羨ましいですね。

法案を議会に提出

 大統領により、法案が議会に提出されました。

  気になる法案の内容です。商品の支払いや納税、価格表示などをビットコインで行うことが記載されています。

 そして議論が行われました。これはすべて公開されました。そしていよいよ投票です。その結果は、大統領からTwitterを通じて発表されました。

 こちらがビットコインが法定通貨に決定した歴史的瞬間です!

  現地の新聞はもちろんビットコインの話題が!

 マイアミのカンファレンスは、米国時間6月4日、5日で開催されました。そして法案が成立したのは6月9日です。この1週間でビットコインの歴史は大きく変わりました。

エルサルバドルに続く国があるかも?

 エルサルバドルの大統領の法案提出のニュースが流れた後、ラテンアメリカの国々の政治家が、続々とビットコインをサポートすると表明したそうです。エルサルバドルに続く国が出てくるのでしょうか?注目です。

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 2021年2月より「風の時代にあったビジネス・マーケティング戦略」について理論的に執筆しています。私は暗号資産を「風の時代の通貨」と考えています。そして今回ビットコインがエルサルバドルの法定通貨になりました。風の時代の将来がとても楽しみです。

*Twitterより引用

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