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新鮮かつ品質の良い情報をチェックしよう

 マーケティングを行う人は、世の中の情報にも敏感にならなければなりません。しかし、残念ながら皆さんがチェックする情報が必ずしも正しいとは限りません

 鮮魚には鮮度が求められます。腐った魚を食べたら食中毒になりますね。情報も同様に「新鮮さ」にこだわらなければなりません。しかし、いくら新鮮でも「フェイクニュース」では困ります。「鮮度」に加え、「品質」もこだわるべきでしょう。

 どのような点にこだわるべきかを考えてみましょう。

📣鮮度📣
・ビジネスの世界において、ライバル企業同士が同じようなことに挑戦している時、先にそれを実現した方が勝ちます。チェックする側も「どちらが先か」ということをきちんと把握しないといけません。しかし古い情報を見ていたのでは正しい業界の動向を知ることはできないでしょう。
・いくら「今日配信された情報」でも「昨年起こったこと」では意味がありません。配信日が新しければいいというわけではないのです。

📣品質📣
・最新の情報を入手しても、「誤った情報」や「フェイクニュース」では意味がありません。ライバル情報の誤報やフェイクニュースを信じて行動した結果、大変なことになることもあります。例えば、実際は起きていないのに「A社は破産しました」というニュースが流れたらパニックになります。いずれ「A社は破産していない」ということが突き止められるでしょう。しかし、上場企業なら株価は大暴落するかもしれません。正しい情報が発表されても、「実はこの会社は、破産する可能性が高い」という類の情報がマスコミから配信されるかもしれません。つまり、フェイクニュースが企業に与えるダメージは計り知れないということです。
・マスコミが配信する情報は「時間」や「掲載スペース」の問題で全て報道されません。企業が発表した情報を直接確認する方法がいいでしょう。昔、記者会見といえばマスコミの記者に向けてのみ発表されましたが、今はインターネットでその様子をリアルタイムに配信する企業もあります。つまり、私たちも見ることができるのです。もちろんプレスリリース等のチェックも重要ですね。なるべく発信者が出した情報を直接確認する方がいいでしょう。これは国内の情報のみならず、海外も同様です。
・有料情報でも「正しい」とは限りません。だから「有料だから安心だよね」は通用しません。

 先日、ハッカーによるTwitterの乗っ取り問題がありました。私もそのツイートをリアルタイムに確認しましたが、それがハッカーだということはすぐにわかりました。理由はいくつかありますが、その1つがイーロン・マスク氏とビル・ゲイツ氏の内容がそっくりだったからです。この問題は、多くの人が配信直後に「ハッカーだ」とわかりました。それにマスコミも報じました。しかしいつもすぐに気づけるかというとそうではありません。

 ハッカーがこのようなことを行うこともありますが、米国のOpenAIで研究が進むようにすでにAIにもフェイクニュースを作る力があります。今後は、ハッカーなどの悪意ある人間のみならずAIによるニュースの配信にも気を付けなければならなくなります。

 情報を見分けるのに必要なものは、それはあなたの「目」です。今後、特にこの力は必要になるのではないでしょうか。今のうちから「新鮮・高品質」な情報を見分ける力を身につけたいものですね。

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