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Breguet復活、さよならAppleWatch

もともとガジェッターでスマートウォッチも好きなんですが、それ以上に機械時計に一時ハマりまして、というか、高くて買えないのでむっちゃ悩んだ時期がありました。

最初はオメガのスピードマスターを買い、まぁ、カジュアルに使っていたのですが、「一生ものを買おう」みたいなことになってむっちゃ悩みました。

その時の候補は、ジャガー・ルクルト、IWC、ブレゲ。
買おうとしていたのは2000年頃なんで、ネットよりも雑誌を買って読み漁ったり、店舗で見てほれぼれしたり、時計マニアの先輩に話を聴いたりして悩んでました。

で、2-3年調べて悩んだ結果、購入したのは、ブレゲのTypeXX トランスアトランティック。選んだ理由はブレゲの歴史。先輩に「ブレゲは他のブランドとは格が違い過ぎる」ということを言われて、調べたら納得の歴史がありました。

創業者のアブラアン・ルイ・ブレゲは「時計の歴史を200年早めた」と称される時計師。ブレゲの詳細は以下をご覧ください、きっとファンになると思います。


買ったのは中野のかめ吉という「まじめなとけいや」で50万円くらいでした。その時、社長さんがA.LANGE&SOHNEの300-400万円の時計をしていたのが印象的でした。


その腕時計を買う時に、革ベルトにするかステンレスベルトにするか、悩んだのですが、10万円以上変わるのと、革の方がおしゃれ感が強かったこともあって革を選択。

購入当初の革ベルトバージョン

2-3年は良かったんですが、夏場は汗が染みたりしてきて、4-5年で劣化が目立ち、革ベルトを買い替えると4-5万円・・・これが数年おきに来るのかぁって悩んで、ステンレスベルトを思い切って購入。
はい、ステンレスベルトだけで22万円+消費税。まさに清水の舞台から飛び降りる勢いで決断。

で、まだしばらくは順調に使えていたブレゲさん。
10年目くらいでじわりと不調が。自動巻きが機能しなくなり、手巻き時計になって、それでも頑張ってましたが、遂に手巻きの竜頭がポロリと取れて、ご臨終・・・

オーバーホールと修理。その金額が怖くなって封印しました。オメガのスピードマスターはまだ健在だったので、そちらをしばらく使ってましたが、並行してスマートウォッチが増え始めて、2018年にアップルウォッチを買ってから機械時計を卒業してしまいました。

アップルウォッチも5年が過ぎると電池の持ちの悪さが目立ってきて、新しいのに変えようかな、と思っていたんですが、そもそもアップルが好きじゃないのにアップルのエコシステムに染められていることが微妙に気になっていたのと、通知が来ることにストレスを感じ始めていたこともあり、そんな中、妻からブレゲ修理しなよ、という一声。

結婚の結納返しで買ったブレゲだったので、そりゃそうだよな、しかもちょうど結婚20年だし、ということで伊勢丹のブレゲに行って見積を依頼。
早々に連絡が来て、オーバーホールと修理で225,000円とのこと。
まぁ庶民は高級時計を買っちゃダメですね・・・かなり厳しい出費。
50万円で買った時計が、20年の間に45万円も追加で必要になる始末。

ふと、最近の時計の値段を調べると・・・むっちゃ値上がりしてます。
中古でも同じモデルは50万円以下では売ってないですし、私の持っているTypeXX トランスアトランティックは既に廃版で、その後継モデルは268万円と言われました・・・
それを見て、まぁ資産を持っているということで仕方ない、と納得。

で、今日、伊勢丹に行って受け取ってきましたー。
傷だらけだったところも磨いてくれてピカピカの新品のよう。

ブレゲ復活!

持ち帰りの際にはケースまでいただいちゃいました。
こういうブランドの場合は当たり前なのかもですけど。

持ち帰り用のケース

あと交換した部品が結構あって、竜頭はもちろんですが、ストップウォッチのボタンとか、7-8個のパーツが壊れていたとのことです。

交換してもらったパーツ

ふと、もしかしたらかめ吉でも修理してくれたんじゃないか、買ったあとオーバーホール半額って言っていたな、という想いはありつつ、体験としては、正規店で対応していただいて良かったなと思いました。

次は壊れる前にかめ吉でオーバーホールしてもらおうと思いますが。

で、AppleWatchは一応手元に置いて、出張の時などは使おうと思いつつ、ふだんはブレゲを相棒にします。
便利なところはもちろんあるんですが、スマートロックがちゃんと動かないことが多かったり、集中して作業している時に通知が来ると気が散ることや、プラスマイナスはゼロかなと。

iPhone、AppleWatch、Airpods Proをセットで使ってましたが、昨年Airpods ProはTechnicsのAZ60M2にチェンジし、そしてAppleWatchもさようなら。

まぁ、仕事的には先進テクノロジーに関わっているのでWatchの代わりにスマートリングを使うことや、スマートロックは生体認証のものに変えようとか思ってますが、いったんアナログと共に暮らそうかなと。

続いて、スピードマスターも止まっちゃってるんで、こちらもオーバーホールと修理をして、今度大学生になる長男にプレゼントしようと思ってます。

機械式腕時計は魅力的ですが、こんなにお金かかるとなると、なかなか手が出ないですし、最近は時計自体が高いので、若い人たちからはどんどん疎遠になっているんだろうなぁ。

時計好きの皆さん、ぜひ、魅力を次の世代に継承していっていただければ!

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