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スリーパー効果とは?恋愛や仕事で使える心理効果と逆作用のブーメラン効果を解説

脳科学や心理学を学ぶと、様々なテクニックを学べるのですが、今回ご紹介したいのが「スリーパー効果」と呼ばれるものです。

スリーパー効果は、ビジネスに限らず、恋愛、教育に関しても使えますし、WEBマーケティングやセールスライティングでも大事なテクニックです。

また、スリーパー効果の逆作用としてブーメラン効果と呼ばれるものがありますので、両方合わせて紹介していきます。

スリーパー効果とは

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スリーパー効果とは、情報の残り方が時間の経過によって変わってくる事を言います。

たとえば、とても信用できないような話や詐欺の話であっても、時間が経過すると、情報と情報源を人間の脳は勝手に切り離していきます。

その情報源が怪しい人であっても、情報は怪しいと感じなくなり、結果的に情報の信頼度が上がっていくという心理効果があるという事です。

心理学者のカール・ホブランドが、スパイとして潜む工作員の事を「スリーパー」と呼ぶ言葉に由来してスリーパー効果と命名されました。

ホブランドは、プロパガンタ(政治的宣伝)映画の効果を研究している中で、映画を見たあとの兵士の行動を5日後と9週間後と分けて調査したところ・・・

5日目には、特に変わった変化はなかったものの、9週間後になると情報に対する共感が高まっている事が分かりました。

さらに、情報は憶えている反面、9週間後になると出典先を忘れているという事も分かっていて、スリーパー効果をうまく使えば、一見怪しいと思われていた情報も、情報だけが独り歩きし始める事もあるのです。

スリーパー効果は逆もあり得ます

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スリーパー効果は、怪しい情報が時間を経過していくにつれて信頼を高める可能性があるのに対し、逆に信頼できる情報に対しても影響が出ます。

と言いますのも、信頼がおける人から信頼できる情報を得ても、時間が経過するにつれて、信頼度がどんどんと落ちていく。

これも、実はスリーパー効果の影響と言えます。

この事から、セミナーを行う場合は、その場で成約をしっかり取らなければ、本人のやる気が徐々に失せてしまう可能性があり、結果的にやらないという選択を取る事もあり得ますので注意しましょう。

スリーパー効果を生む説得は、ブーメラン効果となる場合も

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スリーパー効果を良くも悪くも活用する場合ですが、相手を「説得」する事で情報の刷り込みを行っていく必要があります。

しかし、相手を説得した時に注意しなければいけないのが、

「ブーメラン効果」

と呼ばれる心理効果です。

ブーメラン効果を簡単に説明すると、

「でも・・●●では?」

といったように、説得に対しての反論をしてくる事ってありませんか?

これをブーメランになぞらえて、ブーメラン効果と呼ぶのですが、説得に対して反論され、逆に自分自身が説得されてしまう事があります。

言葉で表現するなら

「ミイラ取りがミイラになる」

とでも言えば分かりやすいでしょうか?

例えば、ネットワークビジネスをしている友人から誘われて、いかにも怪しい情報だった場合、あなたは友人から誘われてどうしますか?

お付き合いでやる事もありますが、大概がやらないで、友人を逆に説得して目を覚まさせようとしませんか?

それも、一つのスリーパー効果と言えるかも知れませんね。

スリーパー効果は恋愛や教育の現場でも使える

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スリーパー効果を恋愛や教育に上手に取り入れた事例が紹介されていましたので、それぞれご紹介したいと思います。

まずは、「恋愛」に関してですが、例えば好きな相手がいた場合に猛烈なアタックを繰り返す事もあるかもしれません。

しかし、相手が気にもかけていない時に、猛烈なアタックを繰り返し事は、ブーメラン効果が発動していて、相手はどんどんと受け入れられない状態になっていくのです。

そんな状態で告白しても・・

結果は明白なわけですが・・汗、そんな時にスリーパー効果を逆に有効活用させるのです。

例えば、共通の友人を通して、自分の良いところをそれとなく伝えてもらい、当の本人はどうするのか?と言えば、

「逆に距離を空ける」

のです。

すると、最初は気にならなかったのが、どんどんと気になり始めて、相手から逆にアプローチされるという事になるのです。

相手も

「自分に好意を持っている」

と思っているのに、急にアタックがなくなったりする事で、ギャップに戸惑ってしまうところに、スリーパー効果が発動しているという事ですね。

次に、「教育」についてのスリーパー効果をお話します。

スリーパー効果は、ある意味「反面教師」と言えます。

もし、教師が生徒から信頼を得られていないとすれば、自分自身を反面教師にする事で、スリーパー効果を発動する事が出来ます。

例えば、自分の過去の体験談などを通して、相手に説得する事で、教師自身に信用がない場合は、「この人の話は信用しない」と思っていても、時間が経過するにつれて、徐々に信用度が上がっていくという事です。

スリーパー効果をビジネスに応用した事例

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次に、これらのスリーパー効果を使ってどうやってビジネスを発展させていくのか?実例を紹介しながら見ていきましょう。

1つ目は「タブロイド紙」や「週刊誌」のやり方です。

日経新聞などの大手の新聞社に対して、ゴシップネタも多いタブロイド紙は、ネタの信用度が低いです。

しかし、ゴシップネタは記憶に残りやすく、また内容も過激という事もあって興味が引く内容が多いです。

週刊誌も同様ですが、情報ソースがどこだったか分からなった時に、情報だけが信憑性を高めていきます。

2つ目は「メルマガ」や「LINE」です。

メルマガやLINEは、登録してから最初は読む頻度を上げるようにステップメールなどを組む事が多いです。

これは、日数を詰めて送る事で、相手を教育する目的があるのですが、一方で説得の要素も含まれるので、教育に対して反発する人は、逆に信憑性を欠いていきます。

そんな時に、ステップメールを終了後、少し期間を空けてからメルマガを再開する事で、逆に信頼感を得られる事もあります。

情報を得るタイミングや相手の心理によって変わることもありますので、そのあたりは反応を見ながらやっていくしか無いところはありますが、一つの選択として持っておきましょう。

3つ目は「セミナー」です。

セミナーは来場する時点で、時間を取っていますので、ある意味コミットしています。

セミナー当日まで、メルマガやLINEを送信し、相手とのコミュニケーションを取り、信頼度を上げていく事も大事です。

4つ目ですが「コンコルド効果」との関連です。

コンコルド効果とは、人は一度決めた事に対して投資したお金、時間、労力を無駄にしたくないと考えるので、最後までやろうとする心理効果があると言われています。

コンコルド効果を使って、最初にやろうとコミットさせ、コミットした事を忘れないようにフォローをしていく事が肝心です。

5つ目は「コピーライティング」です。

スリーパー効果は、何度も何度もオファーを繰り返す事で、情報がどんどん上書きされていくものです。

最初は良くないと思われている情報でも、徐々に相手の記憶に残り、ソースは関係なくなり、信頼性が大きくなるのです。

メルマガ、LINE、SNSなどでは、

繰り返し、時間をかけてオファーを繰り返す

という事が大事です。

ただし、相手にブーメラン効果を与えないためにも、相手が反発してきた時は、逆にオファーをやめて時間を空けるという事も大事です。

上手く、押したり、引いたりする事で、あなたの存在を気になる存在へと引き上げていくようにしましょう。

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