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【7月25日】ハリスVSトランプ 44:42で逆転

現在の為替市場の現在のトレンド

9月のFOMCでの利下げ期待が高まり、円キャリー取引の巻き戻しから、円の買い戻しが進行し、ドル円は一時153円台前半まで急落。
ドル相場は年3回の利下げ織り込みからドル安に。円相場では、観測報道から月末の日銀政策決定会合での利上げサプライズがあるかもとの市場の思惑から先行して円買いが行われ、円安で行われるキャリートレードの解消と株価下落のリスクオフでの円買いが行われている。なお、日本の経済データはまだ脆弱であり、日銀の役割は経済の底上げであり、円安を嫌がっての利上げは行われない可能性が高いと思われる。
米大統領選もハリス氏がトランプ氏を上回ったとの報道が出たことで、不透明さがより増した。

朝方までの振り返り

・米国の製造業PMIは49.5であり、予測の51.6および前回の51.6を下回った。

・米国の非製造業PMIは56.0で、予測の54.9および前回の55.3を上回った。

・カナダ中銀は政策金利を4.50%に引き下げ、声明ではインフレが緩み続ければ追加利下げの可能性を示唆 。カナダとアメリカの関係性は強く、カナダ利下げによる米利下げも近くに行われやすくなている。

本日の注目ポイント

米新規失業保険申請件数
前回 24.3万件 予測 23.8万

米GDP速報値 
前回 +1.5% 予測 +2.0%

市場の意思

ドル円は利下げ期待と円買い戻しの影響で下落傾向にある。この流れは月末の日米金融政策決定会合まで続く可能性がある。

投機筋の円ポジションと米ドル

今後の推移

ドル円は153円台前半からさらに下落し、151円台後半を試す展開が予想される。
本日の米GDP, 明日の米PCEデフレータの悪化が確認できればゴールドの上昇可能性はかなり高いものとなり、ゴールド買いの優位性が一気に上昇すると思われる。

現状で最も買われやすい通貨

・日本円
リスクオフ相場から安全資産としての需要が高まり、円キャリー取引の巻き戻しが進行している。

※本記事は投資助言に関するものではございません。投資判断は自己責任の上お願いいたします。


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