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【5月8日】ドル円は再度160円を目指すか

ドル/円は154円台後半への上昇が見られ、ドル買い戻しの動きが優勢。タカ派的なFOMC委員の発言がドルを支援している。
ユーロ/ドルは1.07ドル台後半に上昇し、市場はECBの6月利下げを有力視しているが、既に価格に織り込まれているとの見方がある。 ポンド/ドルは1.25ドル付近で一時的に下落し、短期金融市場では8月以降の利下げ開始がコンセンサスとなっている。

日本円については、比較的安定した動きをしているが、神田財務官の発言によると、過度な変動や投機的な動きには政府が介入する可能性があるとのこと。これにより、市場参加者は政府の動向に注目している。

オーストラリアドルは、RBAの政策金利の動向と経済指標に敏感に反応しており、最近の発言で中立的なスタンスが維持される中で、短期的な売り圧力が見られた。

今日の注目ポイント

FOMC委員の発言がタカ派的であり、年内の利上げの可能性に言及している点。これがドルの強さを支える要因となっている。

利下げ折込は変わらず

日本の神田財務官の発言により、市場の秩序が保たれている限り為替介入のハードルが高く設定されていることが示されている。ECBと英中銀の金融政策が市場の注目点であり、今後の利下げ期待がどのように影響するかがクローズアップされている。

直近の傾向

神田財務官は市場の動きが秩序だったものであれば介入の必要はないと発言。これは市場の動向を安定させる要因と見られている。
イエレン米財務長官は介入は稀であるべきと述べ、頻繁な為替介入をけん制している。
ドイツの貿易収支が好調で、輸出が増加しているが、これが長期にわたり維持されるかは不確かであるとの指摘もある。

市場の意思

市場はECBの6月の利下げを期待しており、これがユーロの価格動向に既に織り込まれている。
ドルに対する強い買い戻しが続いており、タカ派的な中央銀行の発言により、利上げの可能性が市場に反映されている。

今後の推移

ECBおよび英中銀の金融政策の発表が近づいており、これらの決定が市場に大きな影響を与える可能性がある。
日本円に対する圧力は継続しており、円安傾向が続く限り、そして日本銀行が利上げを行わない限り、円安は続くと見られている。

現状で最も買われやすい通貨

ドルが最も買われやすい通貨として挙げられる。
FOMC委員のタカ派的な発言と利上げの可能性がドルを支えている。

※本記事は投資助言に関するものではございません。投資判断は自己責任の上お願いいたします。

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