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マーケティング戦略まとめ

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2021年2月の記事一覧

ピンと来ない。それは知覚の結びつきが弱いから

コミュニケーションメッセージを考える際に、専門家に認められたとか、ある人の御用達とか、プロの現場でも利用されている商品といった、権威を利用したテクニックというものがあります。

でも、少し注意をしなければならないのが、どの権威を採用するかはしっかりと考えないと、受け取った人にとって「何言っているかわからない」「なんかピンと来ない」ということになってメッセージ自体のパワーが弱まってしまう可能性があり

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マーケターはイシューを見極めよ

イシュー(意味のある解決すべき未解決問題)が大事だと数回に渡って記載してきましたが、このイシューの見極めが最も大事なのはマーケターや経営陣なのかもしれません。

単純労働と知的労働に分けるとすると、単純労働の生産性には限りがあります。

一人の労働者が農産物などを生産したとしても、技術力で一定の質が高まっても生産性はある一定でそれ以上は進まない限界値というものが出てきてしまいます。

しかし、知的

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叱るという行為のイシュー度

イシューを見極めよ。をテーマに最近記事を書いていますが、ふと「叱る・怒る」という行動のイシュー度はどうなんだろう?と思ったので今日はそれについて書いてみます。

怒るという行為がイシュー度が高いか低いかについて、結論から言うと「それは環境によって異なる」と言えます。

もし、組織に属している人たちが全然バラバラに動いていて、同じ方向を向いていない場合、「怒る」という行為によって統率が取れ、いずれは

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イシューを見極める。次に解のスキルを上げる。の順

商品にインパクトをもたらす。事業にインパクトをもたらす。といった価値のある働きをするには、まずは「イシューの見極め」が非常に重要になります。

例えば、会社として新規顧客の獲得が非常に弱く、このままいってもジリ貧になってしまうという危機感を持っている企業にとっては、「新規顧客獲得の仕組みづくり」というのはイシュー度が高いことが想像できます。

その時点でスキルが無くてもいいのです。まずは取り組むイ

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価値のある行動

ヒット商品を生み出す。会社内で業績を認められる。共同体で存在感を発揮する。

このような価値のある行動を生み出すのには、1つの共通点があります。

それは、「イシューを見極める」ということ。

イシューとは、「解決すべき未解決問題」のことで、この程度が高ければイシュー度が高いと表現します。

そして、イシューを語る上で大切なもう一つの軸は、「解決スキルの質」です。

このイシュー度と解決スキルの質

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