見出し画像

旅の記録2022:諏訪大社を巡る旅《後編》

本日は曇天でしたが、先週時間切れで断念した諏訪大社の下社春宮・下社秋宮を巡ってきました。諏訪大社を巡る旅の《後編》です。

※ 本記事は公開1ヶ月後を目処に有料記事化する予定です。

自宅〜南松本〜下諏訪

普段電車でお出掛けする時は、アパートから松本駅まで約4㎞の距離を歩くのですが、最寄り駅自体は、南松本駅です。今日は寒くて、天気も良くなかったので、少し近い南松本駅から出発することにしました。

南松本駅12:36発、下諏訪駅13:04着の普通電車で移動します。電車の走る線路の両サイドには雪が残っています。例によって、移動中(徒歩〜電車)は、Voicyで音声学習です。以前は毎日欠かさず聞いていましたが、最近は余裕がなく、週末に一週間分をまとめ聞きです。

下社春宮

下諏訪駅から目的地の下社春宮も下社秋宮も徒歩圏内ですので、運動不足解消の為にも迷わず歩きます。道中は、RADWIMPSの『正解(18FES Ver.)』(作詞・作曲 野田洋次郎)を聴きながら歩きました。

制限時間は あなたのこれからの人生
解答用紙は あなたのこれからの人生
答え合わせの 時に私はもういない
だから 採点基準は あなたのこれからの人生

「よーい、はじめ」

遥か昔に青春を卒業した53歳のおっさんである私が今聴いても、なかなかジーンと心に響く歌詞でした。自分が18歳の頃に考えていたことは最早正確には思い出せませんが、確実に通ってきた道です。

緩い上り坂で力石と下馬橋を過ぎると、春宮の鳥居が見えてきました。

画像1

画像2

画像3

画像4

浄水で手を浄め、鳥居をくぐると残雪を踏みしめながら、本堂で手を合わせます。神様に思いが届けばと願いながら、心の中でことばにします。お参りを終え、朱印を購入し、次の目的地である下社秋宮を目指します。

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

中山道

春宮から秋宮までの道は、中山道にあたります。両側に趣のある街並みが並びます。途中にある慈雲寺に立ち寄り、伏見屋邸、下諏訪宿本陣岩波家などを通り過ぎるといよいよ秋宮です。

画像10

画像11

画像12

画像13

画像14

画像15

画像16

画像17

画像18

画像19

画像20

画像21

画像22

下社秋宮

秋宮は、春宮より規模が大きく、立派でした。境内に入り、再び手を合わせます。願いごとは毎回同じ内容ですが、愚直に繰り返すことが大切です。朱印を買い、これで四社参拝のコンプリートです。諏訪湖を見下ろせる素晴らしい景観を拝んでから、後にします。今度は軽い下り坂を下諏訪駅の方へ戻ります。ここまでで、約一時間強の道中です。

画像23

画像24

画像25

画像26

画像27

画像28

画像29

画像30

岡谷・イルフ童画館

無事に参拝を終えた時点で、まだ昼ご飯を済ませていませんでした。朝ご飯も抜いていて、電車に乗る前に缶コーヒーを一本飲んだだけでしたので、結構お腹が空いていました。

14:30近くなっていたせいか、神社近くの多くの店は、昼の営業を終了しているか、休業になっていました。営業している店を求めて、岡谷駅までの5㎞ほどの道のりは中山道を歩くことにしました。岡谷は工業都市のせいか、中山道沿いの道は、企業の工場やビルが目立ちました。

岡谷駅に着き、まだ時間がありそうなので小一時間観光できそうな場所はないかと検索すると、駅の近くにイルフ童画館があることがわかりました。岡谷市出身の作家で、大正・昭和に活躍した武井武雄氏(1894/6/25-1983/2/7)の童画・版画・刊本作品中心に展示されています。「童画」ということばは、武井氏が生み出したもので、それまで軽視されていた子供向けの絵を「芸術」の域まで高めることに尽力したと言われる功労者です。

丁度、「武井武雄と意志を継ぐ者たち」の会期中でした。その中では、初山滋氏(1897/7/10-1973/2/12)の作品に特に感銘を受けました。館内は三階建てで、武井氏の作品や所縁の作家の作品がびっちりと展示されています。結構遅い時間に入ったせいか、空いていた(観客は私一人)ので、じっくりと時間をかけて作品を堪能できました。

画像31

画像32

画像33

本日も歩数で27,000歩、歩行距離で20Kmを超え、リフレッシュできて、充実した一日となりました。身体を動かすと爽快感があります。着実に信州での手触り感のある経験を積み重ねていることに満足しています。

サポートして頂けると大変励みになります。自分の綴る文章が少しでも読んでいただける方の日々の潤いになれば嬉しいです。