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青春18きっぷの旅 2024夏③:清里・甲府

残り3回分を残している2024年夏の青春18きっぷを使って、プチ旅をしてきました。宣言通りの有言実行の記録を残します。


松本→小淵沢

8月も残す所、後6日となりました。元々は、息子との関西旅行で使う予定だった青春18きっぷの2回分が浮いた形になっています。使用期限は、9月10日まで。週末休みは本日入れてあと6日あります。有効活用して、電車旅を楽しみたい所です。

とはいえ、これまでの経験上、欲張って遠征しようとすると、早朝から深夜まで在来線に乗りっぱなしとなり、かなり疲れます。程好い距離でのショートステイ旅を快適に楽しむのも、青春18きっぷ旅の醍醐味の一つです。

台風10号が接近中で、天気が不安定という予報もあったので、朝余裕を持って出発し、比較的近場の旅を.... と考えた結果、小淵沢から小海線に乗り換えて、八ヶ岳エリアの清里でランチをし、その後甲府まで南下して夕飯を食べて帰ってくるルートを考えてみました。

9:40松本駅発の在来線で出発です。小淵沢までは篠ノ井線を経て、塩尻から中央東線へと入る、割と乗り慣れたルートです。車中では持参した、押井守『ひとまず信じない』(中公新書ラクレ2017)を読み耽りました。

小淵沢→清里→小淵沢

小淵沢駅で、高原地帯を走る人気の小海線に乗り換えです。非電化区間なのでディーゼル車両の八ヶ岳高原列車3号(11:22発 野辺山行き)に乗り込みます。サマーシーズンのみ走る臨時の列車で、車内は観光客でそこそこ混雑していました。

昔、妹が持っていた吉田まゆみ『アイドルを探せ』を読んでいました。主人公の短大生、藤谷知香子のボーイフレンド、岩田君の実家が小海線沿線の酒屋という設定だったと記憶しています。今回久々に小海線に乗って、そんなことを思い出しました。約20分で清里駅に到着しました。シンボルの蒸気機関車C56車両が出迎えてくれました。

小淵沢駅
八ヶ岳高原列車3号
車窓より
清里駅 C56型蒸気機関車

清里には多少の土地勘があります。現在は手放してしまったものの、亡くなった義父が定年退職時に建てた別荘があり、ゴールデンウィークや夏の休暇、連休に親戚・家族でよく訪れていました。清里自体は、1980年代のブームが下火になって以来、駅前は寂れていた印象でしたが、今回街のシンボル的に親しまれていたMILK POTがリニューアルされて営業されていました。

MILK POT
清里駅を望む小海線(この構図が好き)

丁度お昼時だったので、萌木の村にあるROCKのカレーを目指して歩きましたが、あいにく大混雑の列ができていて、泣く泣く断念しました。ROCKのカレーは、私の大好物なので期待が砕かれ、残念でした。

萌木の村 ROCK外観
ベーコンカレー(過去に撮影したもの)

そうこうしていると、いきなり猛烈なスコールに見舞われ、びしょ濡れになりました。しかし、怪我の功名で、雨宿りにと駆け込んだカフェ、Re3545さんのランチが美味で大当たりでした。店内も素敵で、昼間から地元のクラフトビールをいただき、寛いでいる間に雨も上がりました。

お店のカード
クラフトビール HOTARU
ランチプレート

清里駅まで歩いて戻り、乗り込んだ14:02発の小淵沢行きの電車は、大変混雑していました。座席は確保できず、二両目の運転席のスペースで約20分立って過ごしました。

小淵沢→甲府→松本

小淵沢からは、再び中央東線上り列車に乗り換えて甲府を目指します。甲府駅から、2㎞強北にある武田神社にお詣りすることにしました。かつて、武田氏の居城、躑躅ヶ崎城があった場所に建立された神社で、武田信玄が祀られています。参拝の記念に、勝守を買いました。神様の御加護がありますように。

武田神社 入口
武田神社 境内

甲府駅まで徒歩で戻ってきた時点で、17時少し前でしたが、早めに食事を済ませるべく、飲食店の多い、南口の方に移動して、空いていた居酒屋のハッピーアワーを利用して、小一時間ほどカウンターで飲み食いし、信玄公の像に挨拶してから、帰路に就きました。

アジフライとレモンサワー
信玄公之像

プチ旅でしたが、なかなか中身の濃い時間が過ごせたのではないでしょうか。21時前には部屋に帰りつき、シャワーも浴びて、満足の一日でした。

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