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【COTEN RADIO 秀吉・家康編】を楽しむ

COTEN RADIOの『秀吉・家康編』を連続で楽しんでいます。まだ完結していませんが、感想文です。

COTEN RADIOの力作

御多分に漏れず、昔から戦国時代には並々ならぬ興味があります。色々な焦点の当て方があるとは思いますが、『戦国の三傑』となると、織田信長・豊臣秀吉・徳川家康に集約される、と考えるのが妥当でしょう。その波乱万丈の時代を、定評のある深井龍之介さんを中心とするCOTEN RADIOの面々が取り上げてくれるというのであれば、それは聴かない訳にはいきません。

織田信長、豊臣秀吉、徳川家康…… これまで三人に関する本は無数に読んでおり、歴史的な事件や解釈、語られている定説やエピソードはそこそこ知っている自信があります。しかし、さすがCOTEN RADIOチームのアプローチはさすがで、やっぱり面白いです。経営者・ビジネスの喩えも捻りが効いていて、聴いていて全然飽きません。出来事の背景にあった武将の精神状態も考慮したユニークな視点にも、学びが沢山ありました。「能力や性格がそうさせているのではなく、環境がそうさせている」というコメントが何度も聞かれましたが、本当にそう思います。

歴史から教訓を学ぶ

いつも思うのですが、一口に「歴史」と言っても、切り口次第でいかようにでもイメージが変わってきます。自分の持っている価値観が動員されるし、長年生きてきて培った偏見や先入観から逃れるのは難しいものがあります。歴史を学ぶことは、そういった偏見や先入感を融解・再編・進化させていくよい契機になると思います。

そうした感覚を持つようになってから、安易に「歴史が好き」と言うのを逡巡するようになりました。誰の視点で歴史的事件を眺めるかによって、導き出せる教訓は違ってくるし、視野を広く、高く持たないといけないな、という気になります。

今回、『桶狭間』『本能寺の変』『関ケ原』などがっつり、戦国時代に浸ったのは久しぶりだったので、新鮮でした。

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