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ただただ愚直に、信じるものに殉ずる

本日は、書くべきテーマになかなか思い至らないまま時間が流れていき、ただ今23時を過ぎています。気恥ずかしいものの、今後大切にしたい生き方をことばにしておこうと思います。いずれ、読み返して上書きしていくことを前提に書き進めていきます。

身にそぐわないことはやらない

これまで興味が湧くものには、浅いもの、深いもの含めて次々と幅広く手を出してきました。しかし今後は、身の丈に合わない振る舞いはしないように心掛け、行動を制御したいと考えています。ちょっとうまくいっていると気が緩み、調子に乗って羽目を外したり、失言をしたりする危うさをもっているので、常に一呼吸置いて、慎み深く振る舞うようにしたいものです。

愚直に、愚鈍に

臨機応変に器用に身を振ることは、なかなかできません。愚直、愚鈍が私にはしっくりきます。致命的にはならない程度の失敗を繰り返しながら、たとえ三歩進んで二歩下がるようなペースであっでも、着実に歩んでいくことを好みます。至る所から聞こえてくるノイズに気が漫ろになることもあると思いますが、優先順位を意識して、困難でもしっくりとくる道を選ぶように心掛けたいものです。

愉しむ

『人生後半戦を愉しむ』『人生二毛作』は、繰り返し自分に言い聞かせてきた私にとっての重要なテーマです。55歳になり、いよいよ還暦も見えてきました。衰えや後退も愉しむ… 不遇や不運も愉しむ… 疎外や障害も愉しむ…  とにかく愉しむ… これくらいに何度も何度も連呼しておいて、丁度いい按配でしょう。

真に磨く

先日読み終えた加来耕三『家康はなぜ、秀忠を後継者にしたのか』(ぎょうせい)は、歴史上の人物を扱った面白い書物でした。その時の読書感想文には記さなかったものの、柳生新陰流(新陰流兵法)で知られる柳生宗厳・宗矩親子の物語には、かなり感銘を受けました。

特に、二代目将軍秀忠、三代目将軍家光の兵法指南役を務め、信頼の篤かった宗矩は分を弁えた人で、剣豪としても一流な上、官吏・為政者としても極めて有能だったと語り継がれています。

実力のともなわない理論は、真に人を動かし得ない。

P74

身の程を知って自分を磨き、鍛錬によって力を養っていかなければ、急拵えで仕立てためっきは、いずれは剥がれます。処世術に長けているようにみえても、「口だけ番長」や「人に厳しく、自分に甘い」態度は見透かされていて、最終的には地に堕ちていく筈です。二段抜かし、三段飛ばしで階段を昇っていきたい衝動を抑え、小さな一歩を積み重ねることを優先します。追い越しレーンをアクセル全開で走りたい人たちにはどんどん抜かれていくでしょうが、これが私の生き方なのだと腹を括ります。

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