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『ブラックペアン シリーズ2』の感想

スコールの中を運転して部屋に帰ってきました。夕食を済ませた後は、TVerの無料視聴で、先日終了したばかりのTBS日曜劇場『ブラックペアン シリーズ2』の最終回と初回を観て過ごしました。本日は、その感想文です。

テレビドラマを観なかった7-9月期

この7-9月期クールは、テレビの連続ドラマをほぼ観ていませんでした。TVerをはじめ便利な番組再生サービスが浸透したので、毎週同じ時間にテレビのドラマを観る、という意識や習慣がなくなりました。

私の暮らす部屋では、BS放送を契約していないので、観られる地上波は、NHKとeテレ、民放は、ch4=テレビ信州(日本テレビ系列)、ch5=長野朝日放送(テレビ朝日系列)、ch6=SBC信越放送(TBS系列)、ch8=長野放送(フジテレビ系列)の4局となります。週末は外出することが多いし、部屋にいる間もYouTubeを観たり、本を読んだりして過ごすことも多く、テレビでドラマを観る時間はそれほど多くありません。

私の若い頃は、フジテレビの月9ドラマが有名でしたが、最近ヒットするドラマは、曜日も時間帯も局もばらけていますし、深夜枠のドラマが話題になることもあります。そんな中でもTBSの日曜劇場枠は安定のクオリティを保っている印象があり、きちんと予算をかけて、コンスタントにヒット作を生み出しています。

医療系ドラマはヒットしやすい?

さて、『ブラックペアン シリーズ2』は、2018年4-6月期に放送された『ブラックペアン』の続編で、当時出演していたキャストが多数再登板していました。但し、主演の二宮和也が演じるのは、前回演じた変人の天才外科医・渡海征司郎とは別人ながら、風貌が似ている天才外科医・"悪魔(ディアブロ)"の異名を持つ天城雪彦です。数々の作品で実績を積み重ね、こういったクセの強い役柄も器用に演じきる二宮さんには、もはや安定の風格が漂います。

原作は、『チーム・バチスタ』シリーズなど医療系作品で定評のある海堂尊氏です。第1話には、『冬のソナタ』でヒロインを演じて人気となった韓国人女優のチェ・ジウがゲスト出演して、重要な役を演じていました。初回の舞台がオーストラリアのゴールドコーストである必然性はない気はしましたが、日曜劇場らしい導入部分だな、と感じました。

命の価値観

救える命なのであれば、全ての財産を擲ってでも、悪質なクソ人間にでも頭を下げてでも、問答無用で救いたい、という考えに、私は些か疑問があります。もしも私が難病に冒されて、治療に途轍もない規模の費用が発生するようであれば、延命治療なんて求めず、運命を受け容れて死地へと向かうつもりです。

もちろん死ぬのは怖いですが、命は何物にも代え難いという常識が当然のように信じられ、強制されることには抵抗があります。命を大切にしなければならないという考えを否定はしませんし、飽くまでも個人の意思なので、命の尊さを信じている人を批判する気持ちもさらさらありません。しかし、ドラマを観ていて、ここまで屈辱的な扱いを受けてまで、命を救ってもらうことに私は価値を感じなかった、というのが正直な感想です。

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