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金曜日の随筆:納期の考察

また運命を動かしてゆく金曜日が巡ってきました。2024年WK20、皐月の伍です。今週は、お世話になっている職場で納期遅延トラブルが頻発し、ピリピリ感がありました。私も否応なく巻き込まれましたが、前職時代は納期遅延トラブルなんて日常茶飯事で、直接の顧客や、その先の顧客やその先の先の顧客に頭を下げるくらいの修羅場を凌いで来たので、この程度のトラブルに動じることはありません。折角の機会なんで、『納期の考察』というテーマで備忘録にしておきます。

5月最後のドタバタ

あいにくの天気です。冒頭で書いた通り、珍しく仕事がドタバタの一週間でした。ここ数ヶ月、受注量に対して、生産量が未達の状態が続いていたので、職場の皆さんもピリピリしていました。連休明けくらいから遂にお尻に火が点き始め、先週一部のお客様向けで欠品が発生する事例が起こりました。

私の前職時代の感覚では、トラブルや欠品や納期調整なんか当然起こるものだったので、ゆったり構えていたのですが、不適合事例と認定されて、謝罪レターを書く事態となりました。私も文案作成や添削や根拠となるバックデータを用意したり、久々に仕事をした気分の一週間でした。

納期についての私見

日本では当然と考えられている納期厳守主義は大変立派ですが、実際の所、納期を守れなくて致命的な問題になるケースは極めて稀です。というのは、その納期設定すら、いい加減に決めていたり、依頼する側の都合で相当なサバ読みが入っていたりするので、自分都合で折り合えない場合は、事前に謝罪を入れておけば、指定された納期の数日後に納入しても深刻なトラブルに発展することはまずありません。

ただ、納期問題は、ケース・バイ・ケースで考えるべきテーマなので、社会常識に照らし合わせて余りにも酷い場合は、その個人や組織がバッテンをつけられるのが当然、という場合も少なくありません。例えば、初受注した客先の初納入品をいきなり遅延させれば、以降取引停止を宣言されても文句は言えないし、初デートの約束の時間に遅刻していけば、相手によっては挽回不能です。

納期問題は、見極めとメリハリが大切なのであり、適切な納期対応力を有効に使えば、武器になると思います。

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