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2023/11/3 (モトリー・クルー&)デフ・レパード コンサート体験私記

2023/11/3、Kアリーナ横浜で開催されたモトリークルー&デフレパードのワールド・ツアーを観戦しました。少し時間が経過しましたが、その際の体験私記を残します。

最も好きなバンドと最も苦手なバンド

コンサートが行われたKアリーナ横浜(K-Arena Yokohama)は、2023/9/29に開業したばかりのできたてホヤホヤのホールです。こけら落とし公演は、横浜出身のアーティスト、ゆずが行いました。

モトリー・クルー(Mötley Crüe)とデフ・レパード(Def Leppard)という大物ヘヴィ・メタルバンドのジョイント・コンサートですから、私が購入した座席は7Fの24列目で、ステージからはかなり遠かったものの15,000円(+手数料)で、これまでに購入したコンサートチケットの中で最も高価な1枚でした。私は既にコンサートの間中、シャウトし続けられるだけの気力も体力もないので、座席に不満はありません。

この組み合わせは、少々複雑でした。デフ・レパードは私が洋楽を聴き始めて以来40年以上最も好きなバンドです。かたや、モトリー・クルーはどうも苦手で、一貫して避け続けてきたバンドでした。今回参戦を決めたのも、デフ・レパード来日の報をキャッチして勇んで予約した後、モトリー・クルーとのジョイントであることを知ったくらいでした。

この為、この私記は、デフ・レパート公演に関しての感情を記し、モトリー・クルー公演については基本的に触れません。

約4時間の長丁場

開場は15時30分で、私が到着したのは15時40分くらいでしたが、アリーナの周辺は、既に多くの人で混雑していました。私は買う予定はなかったものの、オフィシャルグッズの販売ゾーンは長蛇の列で、17時の開演まで買えない可能性があるというアナウンスまで流れていました。

K-Arena 入口
アイアン・メイデンが2024年9月に来日公演を行う模様

17時の開演まで、大御所の伊藤政則氏がオープニングDJを務め、会場を盛り上げてくれました。最後に、シン・リジィの名曲『ヤツらは町へ The Boys Are Back in Town』を流してくれました。11/3は、前半がデフ・レパード、後半がモトリー・クルーの順で、翌日公演はおそらく順番が逆になるのだと思います。公演開始が待ち遠しい時間でした。

最高だったよ、デフ・レパード!

15分前からカウントダウンが始まり、ステージは17時丁度にスタートしました。オープニングを飾るのは現時点の最新作『Diamond Star Halos』からの『Take What You Want』です。そして、ボーカルのジョー・エリオットの「Question?」がお馴染みの『Let's Get Rocked』と、ライブでは必ず盛り上がる曲目を早めに投入してきました。その後は、彼らの代表作であり、私が最も熱心に聴いていた『Hysteria』『Pyromania』から多く選曲され、私には最高の演目構成でした。

ショーの中盤、1991年に他界した元メンバーのスティーヴ・クラークをイメージしたバラード『This Guitar』の演奏時には、彼をイメージさせるギターがセットされていたのも印象的でした。

特に興奮したのは、後半の『Bringin' on the Heartbreak』からインストナンバーの『Switch 625』へ流れていく部分でした。私はこの流れが大好きで、まさか生で観られるとは思っていなかったので、思い切り叫んでしまいました。コンサートを締め括る決まり文句、『Don't Forget us! We don't forget you!』も無事に聞けました。

前回(2018年)来日時の武道館公演以来でした。メンバー全員が60歳を超えた中で、オーディエンスの望むツボを押さえた、パワフルなパフォーマンスを維持しているのは素晴らしいものがあり、見習わなければならないと感じました。癌の治療から復活したヴィヴィアン・キャンベルの雄姿が見られたのは嬉しかったし、フィル・コリン、リック・”サブ”・サヴェージは円熟の技、リック・アレンもややパワフルさの衰えを感じたものの、ドラムソロもこなし、まだまだ健在をアピールするパフォーマンスでした。

このバンドは、私が生涯応援し続けると決めているので、数年後になるであろう次回の来日コンサートを心待ちに暮らします。

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