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電車移動が楽しい

昨日の宣言通り旅に出て、一日の大半の時間を、電車での移動に費やしました。電車移動の間に考えていたことを振り返って、明日への糧にします。

鉄道マニアには遠く及ばなくとも

旅の中で一番好きなのは、電車旅です。新幹線や特急を使わず、在来線を乗り継いで移動することが楽しいと感じます。旅好きというよりは移動好きです。縛られず、自由気ままに動き回るのも楽しいものの、決められた路線上を進んで行く電車旅には、「いつかは、どこかに辿り着く」という安心感があります。加えて、日本の鉄道会社の運航技術は優れているので、天候不順や事故等の大トラブルに見舞われない限り、時間が計算できるのも魅力です。

電車好きと言っても、まだまだ鉄道ファンを名乗る資格はありません。この10年位で日本全国の結構な数の路線に乗ったように思いますが、鉄道趣味は非常に奥が深く、語れることは限られます。これまでの人生の中で、鉄道マニアの人と親しく交わった経験はありません。

大糸線がお気に入り

最近のお気に入りの路線の一つに、長野県の松本駅と新潟県の糸魚川駅を結ぶ大糸線があります。天気が良ければ、北アルプスや仁科三湖、姫川などの美しい景観が堪能できます。松本へ来て以来、春夏秋冬に一度は全線制覇することを目指してきました。

全長105.4㎞、全41駅(松本と糸魚川を含む)で、正規料金だと片道1,980円かかりますが、青春18きっぷを利用すれば、2,410円で一日乗り放題です。難点は、松本〜南小谷間がJR東日本(電化区間)、南小谷〜糸魚川間がJR西日本(非電化区間)の管轄で、松本〜糸魚川間を直通する電車がないことです。この為スムーズでも4時間以上、途中の信濃大町で乗り換えが発生する場合は、6時間近く要します。また、南小谷〜頸城大野間はトンネルの連続です。学生の通学以外での利用客は少なく、廃線の検討がされている区間です。スピードや利便性を優先するなら、松本から糸魚川へは長野に出て新幹線を使った方が遥かに早く着きます。それでも私は、大糸線の旅を好みます。

今日は、秋の大糸線の景観を楽しむつもりでいましたが、松本への帰りは雪が降っていて、すっかり冬の旅になってしまいました。終点の糸魚川駅には、鉄道関係のレクリエーション施設が充実していて、鉄道マニアを惹きつける駅の一つです。

糸魚川駅にて①
糸魚川駅にて②
糸魚川駅にて③
糸魚川駅にて④
糸魚川駅にて⑤
糸魚川駅にて⑥
糸魚川駅にて⑦

糸魚川駅の思い出

糸魚川駅には、忘れられない思い出があります。もう10年以上も前、まだ北陸新幹線の金沢-長野間が開通(2015年)する以前、糸魚川駅周辺で大火災(2016年)が起こる以前の話です。私はその頃、営業の仕事に従事していて、ある時、軽井沢出張、その翌日に金沢と高岡出張の予定が入りました。普通であれば、長野新幹線を使って日帰りし、翌朝小松空港へ飛行機で向かうべきです。ところが私は、興味本位で軽井沢から金沢へ前乗りするプランを立てたのです。大好きな街、金沢の繁華街で美食を楽しみたい下心がありました。季節は、4月頃だったと思います。

仕事を終えた後、15時頃軽井沢駅から移動を開始し、確か越後湯沢駅から今は亡き金沢行きの特急はくたかに乗り込みました。20時頃には金沢駅到着予定でしたが、途中の日本海のそばを通る北陸本線(現在は日本海ひすいライン)の区間が強風で運航できず、手前の糸魚川駅で朝まで足止めを食らったのです。待っている間、糸魚川駅の近くで何か食べた記憶がうっすらあります。今日、そんなことを思い出しました。

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