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金曜日の随筆:もやもやが続くよ、しばらくは

また運命を動かしていく金曜日がやって来ました。2021年のWK19、皐月の壱です。本日は日記です。

緊急事態宣言・まん延防止措置 予定通りの延長

今月11日までの予定で発出されていた緊急事態宣言は、本日(2021/5/7)、5月31日まで延長されることを、新型コロナウイルス対策本部(本部長は菅総理)が決定しました。対象地域は、従来の東京、大阪、京都、兵庫の四都府県に加え、愛知県と福岡県が新たに追加されることになりました。

まん延防止等重点措置も、北海道、岐阜県、三重県が追加され、同じく5月31日までの延長(宮城県は5月11日で終了)が決定となりました。19:00から総理官邸で菅総理大臣が会見を開いています。

もやもや状況は続いていく

この展開は予想通りなので、驚きはありません。イギリス型と言われるN501Y、インド型と言われるL452R、E484Qといった従来型よりも厄介な変異株も報告されています。医療体制がステージ4を超えて逼迫している地域もあり、終息への道はなかなか遠そうです。

新型コロナウイルスに対する私の緊張感・警戒感は、昨年の同時期よりも大幅に減退してしまっています。関係者が感染対策に注力していることは理解し、感謝するものの、「一向に事態が改善しないなあ…」ともやもやした思いは抑えられません。

個人的に不満なのは、飲食店の酒類提供の終日停止が継続されることです。人流抑制の効果に本当に”絶大な”効果があるのでしょうか? 私は”絶大な”効果が確認されない限り、正当化できる措置ではなく、デメリットの方が大きい愚策と考えています。

私見:東京五輪が重荷なんだろうな

事態は、一部の識者が言っていた「対策強化/緩和を繰り返しながら、一進一退でずるずると進んでいく」という予想通りに進んでいます。約100年前に猛威を奮ったスペインかぜは、過半数への集団免疫が拡がり、ある程度の封じ込めが確認されるまでに約3年の月日を要しています。COVID-19もどうやら似たような展開になりそうです。

海外製薬会社の開発したワクチンを大量に確保する、ワクチン接種を進める為の提供体制を進める、PCR検査の実施能力を強化し、法改正や手続きを簡素化する… やるべき事の道筋や施策は昨年よりも明確になってきている気はします。

問題は、そのスピード感が私たちの望んでいるものとは大きな乖離がある、ということかと思います。急速に日常を取り戻しつつあると言われている国々に較べてかなり遅れを取っている、ことを知ってしまっているので、政府の打ち出す施策への信頼感・緊張感の薄れに繋がっている気がします。

厄介なのは、東京五輪開催を抱えているということでしょう。日本政府に怒りをぶつける声もありますが、最終決定権はIOCにあり、日本の一存では決められないイベントです。東京から中止を言い出せば膨大な違約金を課せられ、最終的には日本の税金が巻き上げられると聞きます。力が分散されており、取り組みが難しくなっている気がします。

今回整備された、国民の自由な行動を制限する法律や罰則は、別の機会にも使われることでしょう。コロナ禍を乗り越えた後が心配でもあります。

今週の格言・名言《2021/5/3-9》

Invest in increasing your own appealing charm.
自分の魅力を高めるために投資しよう
Ultimately, people have to be the one to push themselves forward.
- Kirk Douglas actor, movie producer/USA
人はしょせん、自分で自分の背中を押すしかないのだ。
ーカーク・ダグラス 俳優、映画プロデューサー/アメリカ

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