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青春18きっぷの旅・2022冬⑤:長野・飯山

本日はかなり冷え込んでいたものの、快晴に恵まれた一日でした。使用期限が1月10日に迫っていた青春18きっぷ(2022冬)の最後の一回(5回目)分を使って、長野・飯山を旅してきました。電車に乗って移動する旅ではあるのですが、実際には旅先でオタクな時間を過ごした一日でした。

自宅〜松本駅〜長野駅

本当は、昨日の日曜日に出かける予定だったものの、朝起きるのが遅れてしまったので、本日にスライドしました。冷え込んでいることを見越して、マフラーと手袋で防寒対策をしてから、松本駅に向けて歩き出しました。

松本駅からJRで向かう先としては、甲府方面(篠ノ井線+中央本線東)、中津川方面(篠ノ井線+中央本線西)、飯田方面(篠ノ井線+飯田線)、長野・十日町方面(篠ノ井線+飯山線)、南小谷方面(大町線)と選択肢は豊富です。たまたま一番いい時間帯に電車があった、篠ノ井線の長野行きに乗り込みました。長野駅から出ている飯山線には、これまで乗ったことがなかったので、丁度良い機会です。

座席は問題なく確保できました。松本〜長野区間は景観も素晴らしいのですが、もう何度も乗って見慣れてきているので、敢えて車窓からの景色は追わず、駅の自動販売機で購入した缶コーヒーを飲みながら、再読となる成田悠輔『22世紀の民主主義』(SB新書2022)を読み耽りました。

長野〜飯山

長野駅に着いて飯山線への乗り継ぎまでには、まだ30分位の時間がありました。朝ご飯を食べていなかったので、一旦改札口を出て、駅ビル(MIDORI)の中にあるナカジマ蕎麦に駆け込んで食券を買い、天玉そば480円(お得感満載)をかき込みました。

ナカジマ会館の天玉そば

飯山線の出る4番ホームは、3番ホームとホームを共有しています。乗る予定の電車の終点は、積雪の関係で、越後川口から途中の森宮野原駅に変更となっていました。飯山線でどこまで行くかは決めずに、三両編成の車両に乗り込みました。

長野駅の隣の北長野駅を過ぎると、壮観な景色が広がって来ました。列車の進行方向右側には、千曲川が流れています。車内でネット調べた結果、立派な寺院が多く点在し、『信州の小京都』との異名を持つ飯山を観光することに決め、飯山駅で下車しました。

千曲川を眺めながら

飯山

飯山駅到着は11時過ぎでした。北陸新幹線の停車駅もある立派な駅です。飯山に来たのは、これが二度目ですが、前回は家族と車で来て、市内の蕎麦屋さんで昼食を済ませただけなので、観光するのは今回が初めてです。

まずは、駅構内にある観光案内所でパンフレットを集めます。長野駅で蕎麦は食べていたものの、まだ小腹も空いていたので、駅近くにあったカフェでランチをすることにしました。パスタセットを食べ終えた後は、食後のコーヒーを飲みながら、飯山市内の地図と、買ったばかりの斎藤幸平『ゼロからの『資本論』』(NHK出版新書2023)を、メモも取りながら読んで、一時間ほどゆっくりと過ごしました。

飯山駅南口の碑
ランチのパスタ

カフェを出てからは、徒歩で正受庵や飯山城址公園を目指すことにしました。駅北口には、「文化交流館なちゅら」があり、善光寺の旧仁王像二体が安置されている門などがありました。

正受庵までは、約2㎞です。松代城主真田信之の庶子で、臨済宗中興の祖・白穏の師でもあった道鏡恵端禅師(正受老人)が住んだ庵で、長野県史跡にも指定されています。至道庵(江戸)、輝東庵(犬山)と並んで三庵とされた由緒正しき建築物で、現存するのはこの正受庵だけです。

飯山城址公園までの遊歩道沿いの寺院の幾つかにも寄りながら歩き、北飯山駅から再び長野行き電車に乗りました。

長野

長野駅に戻って来た時点でまだ15時前でした。折角の機会なので、長野市内で夕飯を食べてから、松本に帰ることにしたかったものの、夕飯までには、まだ中途半端に時間があります。

そこで、会員になっている快活CLUBで時間調整をすることにしました。カフェスペースに1時間半ほど滞在しましたが、ドリンク飲み放題、ソフトクリーム食べ放題、漫画読み放題なので、時間潰しには持ってこいです。

また、帰りの電車で読もうと思って、BOOK-OFFで、漫画『BARTENDER』を四冊買った所、半額フェア中で、何と一冊50円(税別)でした。夕飯は、ダイニングバーで頂き、家路に着きました。

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