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50代のFIRO生活

長く苦しめらられてきた体調不良の峠を、ようやく超えられそうな手応えを感じています。完全ではないものの咳も鎮まりつつあるし、食欲も目に見えて回復傾向にあります。捨て鉢で、自暴自棄気味だった精神状態にも希望の光が差し込み始め、意欲が少し戻ってきました。本日は、私流のFIROの定点観測です。

FIROが私の生きる道

私が希求する道は、流行のFIRE(Financial Independence, Retire Early)から一文字もじったFIRO(Financial Independence, Retire Optional)です。経済的基盤を固めていつでもリタイアが可能な状態にした上で、自己都合で労働活動には従事する、というのが、先々に取り立ててやりたいことのない私には理想の生き方です。

欲を言えば、2021年10月〜2023年3月の週休3日生活していた時代のリズムが最高でした。現在は月〜金の5日間を労働に拘束されているので、自由に使える時間の制約は増えたものの、仕事をしていれば、娯楽支出が抑えられて節約にはなるので、まあよしとします。残業することもなく、副業に取り組む物理的余裕もあるので、しばらくこの状況を維持するのは悪くない選択だと思っています。

老後の計算

年金支給が開始される65歳までには、後10年あります。28年半も会社員を務めたので、国民年金に加えて厚生年金の支給も多少は期待出来ます。60〜69歳の10年間は、利率が良かった時代に入って積み立ててきた積立個人年金保険の配当も期待できます。これだけでは、贅沢な生活は出来ないでしょうが、飢えるほどの困窮生活は回避できるでしょう。勤労収入は生活費の足しになるよう、趣味程度に稼げればよく、金融資産頼りの生活を目論んでいます。

良好な人間関係を持っている性格円満な人ならば、元気な間は職場を維持して頑張ることがいいと思いますが、社交が嫌いで、働くことに強い意欲を持てない私には、仕事を極力しない生活、義務的に関わる人が少ない生活が理想です。結局はお金の為に働く人生で終わりそうですが、自分が主導権を握ったまま、負荷の少ない体制を目指します。

社畜は時間とエネルギーの無駄

50代になって、人生後半戦を迎えたら、我慢して会社員の地位にしがみ付く理由が見出せません。余程恵まれた地位に居て、待遇や仕事内容に満足出来ているのなら、そのまま続ければ良いと思いますが、私の場合は、全くその価値を感じませんでした。貰うものを貰って、とっととおさらばよ、というドライな気持ちで一杯でした。会社も会社で、50代に達し使い勝手が悪くなってきた社員は、もう散々こき使ったし、そろそろお払い箱にしたいのが本音でしょうから、お互い様です。

人生後半戦には、無数の生き方が広がっています。自由に設計し、謳歌すればいいと思います。世間体や他人との比較を気にして、卑屈になるのが一番よくありません。ケセラセラの精神で、心と身体を柔軟に、頭は冷静に、気持ちを楽にして生きていこうと改めて、思う2023年の師走です。

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