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Markover 50と音楽

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Markover 50がこれまでに出会ってきた好きな曲、好きなアーティストの思い出をコラムにします。
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#名曲

金曜日の随筆:名曲を聞きながら

また運命を動かしていく金曜日が巡って来ました。2023年のWK42、神無月の参です。仕事が終わり、ひとり酒を楽しみたい気分だったのですが、夕刻から降り始めた小雨で気持ちが削がれてしまったのと、立ち寄ったコンビニで来月のコンサート・チケットの発券に手間取ったことで完全に心が萎え、自宅に籠もる方向転換しました。『名曲を聞きながら』、ひとり寂しく週末の夜を過ごす55歳のおっさんが綴った日記です。 今週の格言・名言《2023/10/16-22》頭の中を駆け巡っていた曲昨日今日と、仕

あの頃好きだった曲⓯:シングルベッド

本日は、『あの頃好きだった曲』シリーズの第十五弾として、シャランQ『シングルベッド』(1994)を選んでみました。当時の時代背景とともに綴ってみたいと思います。 昔聴いていた曲に浸りたい夜部屋に一人で居ると、昔好きだった音楽を、無性に聴きたくなる夜があります。今夜は、そんな気分に支配された夜です。ラジオからランダムに流れて来る楽曲との予期せぬ出会いに心ときめくのもいいですが、今夜はマニュアルで、自分の記憶を頼りに一曲一曲丹念に音源を探し当てて聴いています。 今は本当に便利

あの頃好きだった曲⓬:明日があるさ

今週になって松本は一気に冷え込んで来ました。明日は、お世話になっている会社の臨時休業日なので、部屋で寛いでゆったりと晩酌しながら、秋(記憶的には晩秋)の風情を味わっています。 あの頃好きだった曲、十二回目の今回は、作詞:青島幸男、作曲・編曲:中村八大、歌唱:坂本九で1963年に発売された『明日があるさ』の、ウルフルズ、及びRe:Japanによるリバイバル版です。 心の支えにしていた曲2000年8月頃から、缶コーヒーGEORGIAのCM~ジョージアでいきましょう~で流れ始め

あの頃好きだった曲❻…雪が降る町

本日は、『あの頃好きだった曲』の第六回、この季節にぴったりとはまる、UNICORN『雪が降る町』(1992)です。 一時代を築いたバンド、UNICORN1980年代後半から1990年代前半、日本がバブル経済を謳歌していた時代には、次々と重要なバンドが登場し、ベスト10を選ぶのも一苦労です。今改めて聴き直すと、この頃活躍した日本のロックバンドにはいい曲が多いです。 青年期を生きていた私にとって、鬼才・奥田民生(1965/5/12-)率いるUNICORNは、THE BLUE

名曲が生まれたエピソード:大きな玉ねぎの下で

抒情的な歌詞に感情を揺さぶられた大好きなバラードに、爆風スランプ『大きな玉ねぎの下で』があります。本日はその創作エピソードを知って、ふとよみがえってきた気持ちを残します。 爆風スランプの名曲『大きな玉ねぎの下で』は、1985年に発売された爆風スランプのセカンドアルバム『しあわせ』に収録されている楽曲ですが、有名になったのは、1989年10月に15枚目のシングル『大きな玉ねぎの下で〜はるかなる想い』としてリメイクされて以降でしょう。 1980年代は、日本の音楽シーンにも個性

夢で再会した『青い影』

本日のnoteは、プロコル・ハルム(Procol Harum)の名曲『青い影(A Whiter Shade Of Pale)』についての思い出と雑感です。 誰もが知る名曲プロコル・ハルムの『青い影』は一度は耳にしたことのある名曲でしょう。アーティスト名や曲名は知らなくても、冒頭の印象的なオルガンソロの音色を聴いた瞬間に、「あぁ、あれね」となるのではないでしょうか。 『青い影』は、彼らのデビュー曲です。1967年の発売直後から大ヒットし、英国チャートで6週連続1位を獲得して

「汽車」にまつわる名曲5選【邦楽編】

本日のnoteでは、誰もが一度は耳にしたことがあるであろう「汽車」にまつわる名曲を辿ってみたいと思います。 汽車・列車・電車・電鉄・鉄道・特急・急行.... 呼び名が変わればイメージも微妙に変わりますが、今回は最もノスタルジックな響きのある「汽車」を使います。 今回調べてみて、「汽車」が印象的な役割を果たしている名曲が結構あることに気付きます。オンタイムで聴き込んだ曲ばかりではないものの、どれも私にとって、思い出深い曲ばかりです。 ① チューリップ『心の旅』(1973

名曲が生まれたエピソード:ニューヨークシティ・セレナーデ

残業終わり、駅へと向かう道で突然雨が降り出しました。慌てて折り畳み傘を取り出して開き、小走りで駅に着きました。電車を待っていたら、クリストファー・クロスの大ヒット曲、『ニューヨークシティ・セレナーデ』のサビのメロディーと歌詞が思い浮かびました。 名曲、ニューヨークシティ・セレナーデ『ニューヨークシティ・セレナーデ』は、1981年の映画『ミスター・アーサー』の主題歌です。映画は私的には駄作評価(ゴールデングローブ賞やアカデミー賞を受賞した作品です)なのですが、キャロル・ベイヤ