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Markover 50の旅

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旅好きのMarkover 50が、世界、日本を旅した際の日記を綴ります。
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2020年7月の記事一覧

日本中の峠を歩いてみたくなった

峠に惹かれる日本の国土の約6割は山にあたるので、日本全国至る所に1000箇所以上の峠(垰)があるようです。「峠」という漢字は、室町時代にできた和製漢字で、中国語で峠にあたる文字は「嶺」だそうです。 峠【とうげ】 山道を登りつめてそこから下りになる場所。山脈越えの道が通る最も標高が高い地点。なお、峠の片側にのみ大きな高低差があってもう一方の側が平坦に近いものを片峠という。 -Wikipedia 峠に惹かれたきっかけは、最近読んだ伊東潤・板嶋恒明『北条氏康 関東に王道楽土を築

峠を歩く①:三増峠 2020/7/11

先日のnoteで宣言した通り、武田氏と北条氏の合戦の舞台になった三増(みませ)峠を歩いてきました。天気予報では来週も雨模様が続きそうだったので、曇天だったものの本日決行してきました。 三増峠の戦いとは?武田氏の史書『甲陽軍艦』によると、三増峠の戦いは1569年10月、武田信玄軍と北条軍が激突した合戦です。 同年9月、北条領への進撃を開始した武田信玄軍は、10月1日には北条氏の首領、北条氏康の居城、小田原城を包囲します。ところが信玄は、「拠点固守」を基本戦術に堅牢な小田原城