マガジンのカバー画像

Markover 50 の読んだ本

237
Markover 50の読んできた本の読書感想文を収めています。
運営しているクリエイター

2024年4月の記事一覧

『世界は経営でできている』を読む

本日は、岩尾俊兵『世界は経営でできている』(講談社現代では新書2024)の読書感想文です。 売れている一冊本書は、売れているらしい、面白いらしい、という口コミを耳にして、ミーハー気分で購入しました。確かに、ネット上で抜粋記事を目にしていたし、書店に行くと何冊も平積みされていて、人気があるらしいことが伺えました。売れる本には、必ず理由がある筈なので、興味を持って手にしました。ただ、購入したのが確定申告作業をやらなければならなかったり、読書全般への気力が減退していた時期だったの

『チューリップ』を読む

本日は、早逝した米国の詩人・小説家、シルヴィア・プラス(Silvia Plath 1932/10/27-1963/2/11)の『チューリップ Tulips』という詩についての所感です。死後の1965年に出版された『アリエル Ariel』の中に収められています。 偶然辿り着いた作品私は、昨日までこの『チューリップ』という詩の存在も、シルヴィア・プラスという米国生まれの女性詩人の存在も知りませんでした。出会いは偶然で、知的好奇心を発揮して縁を紡いていった先で遭遇しました。 彼

『サル化する世界』を読む

昨日はお酒の酔いのまわりが酷くて、頭が全然働かず、身体の自由も効かず、部屋に戻って早々にベッドに倒れ込んだ為、またしても『毎日note』の連続投稿記録がストップしてしまいました。また、振り出しに戻るですが、気分一新で進めていこうと思います。本日の内田樹『サル化する世界』(文芸春秋2020)の読書感想文から、再開です。読了しておらず、特定の部分を抜き出しての感想です。 定期的に意見を拝聴する論客著者の内田樹氏(1950/9/30-)の著作はよく読んでおり、自分に許している本の

『仕事の辞め方』を読む

本日は、大阪へ向かう高速バスや息子との電車旅の隙間時間で読み終えた、鈴木おさむ『仕事の辞め方』(幻冬舎2024)の読書感想文です。 潮時で仕事を辞めるのは最高の贅沢放送作家・脚本家として長年一線で活躍してきた鈴木おさむ氏が、2023年10月12日に、2024年3月31日で放送作家業・脚本業を辞めることを発表しました。以来その言動や行動は注目され、最後に手掛けたテレビドラマの仕事は注目されました。本書も売れているようです。 1972年4月5日生まれの鈴木氏は現在51歳で、自