『君が手にするはずだった黄金について』を読む
昨日は、K-Arena横浜で行われたコンサートの終了後に、調子に乗って飲み歩いてしまい、記事の毎日投稿を飛ばしてしまいました。その観戦記は後日まとめるとして、本日は小川哲『君が手にするはずだった黄金について』(新潮社2023)の読書感想文です。
リアリティのある物語本書の著者、小川哲氏(1986/12/25-)は、東京大学大学院総合文化研究科博士課程在籍中の2015年、処女作の『ユートロニカのこちら側』で第3回ハヤカワSFコンテストの大賞を受賞し、華々しい作家デビューを飾り