マガジンのカバー画像

Markover 50 の読んだ本

238
Markover 50の読んできた本の読書感想文を収めています。
運営しているクリエイター

2023年6月の記事一覧

『14歳からの社会学』を読む

本日は、宮台真司『14歳からの社会学 これからの社会を生きる君に』(ちくま文庫2013)の読書感想文です。実際には、まだ読了しておらず、一部をつまみ食い的に読んで抱いた感想を残しておきます。 14歳からの……ある時期、『14歳からの……』というタイトルの書物が流行しました。当時、私も何冊か手に取ったことがあるのですが、14歳の読者層がターゲットなのだから、あまり根を詰めて読む本ではないのだろう、と油断していると、痛い目に遭いました。言葉遣いや表現こそ、極力平易に綴られようと

『つばさよつばさ』を読む

本日は、浅田次郎『つばさよつばさ』(集英社文庫2015)の読書感想文です。 再出発は、旅のエッセイから昨日は、自らの不注意で記事投稿を飛ばしてしまいましたので、本日から毎日noteの再出発になります。 本日の読書感想文に選んだ『つばさよつばさ』は、『地下鉄に乗って』『鉄道員』などの作品で知られるベストセラー作家、浅田次郎(1951/12/13‐)氏が、2002年10月からJALの機内誌に連載していた旅のエッセイ集が単行本化されたものです。書かれた時代と今では時代状況や価値

『人生後半の戦略書』を読む

本日は、手許に届いたばかりのアーサー・C・ブルックス・木村千里=訳『人生後半の戦略書 ハーバード大教授が教える人生とキャリアを再構築する方法』(SB Creative 2023)の読書感想文です。 偶然知って、即ポチった書著者のアーサー・C・ブルックス(Arthur C. Brooks, 1964/5/21-)氏は、ハーバード・ケネディー・スクール、ハーバード・ビジネス・スクールの教授で、本書はアトランティック誌に寄稿しているコラム、「人生の築き方」が土台になって書籍化され