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Markover 50 の読んだ本

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Markover 50の読んできた本の読書感想文を収めています。
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2023年2月の記事一覧

『40歳の教科書NEXT』を読む

三日連続の読書感想文になりますが、本日はドラゴン桜公式副読本『40歳の教科書NEXT 自分を見つめなおす』(講談社2011)の中から、映画監督・プロデューサーの庵野秀明氏の回を読んでの私見です。 50歳時の庵野秀明氏のコトバ本書は、『16歳の教科書』番外編の一冊であり、今から10年以上前に発売された本です。本書も、松本市内のBOOK-OFFを巡って、100円+税で購入したことを暴露しておきます。 『40歳の教科書』ということで、40代を駆け抜け終わった人、今40代の真っ只

『新説・明治維新』を読む

本日は、BOOK-OFFで200円+税で手に入れた掘り出し物の一つ、西鋭夫『新説・明治維新』(ダイレクト出版2016)の読書感想文です。 読めたらいいなと思っていた本本書は、ネット広告などで一時期かなり話題になっていて、存在自体は知っていた本でした。"誰も言わない明治維新の真実 維新のヒーロー・坂本龍馬に一体誰がカネを出したのか!?"というキャッチーな宣伝文句は、歴史好き、明治維新好きの感性をくすぐるものであり、結構売れたのではないかと思います。本の裏表紙には、定価2,98

『自分の時間』を読む

昨日は調子に乗って痛飲して酔っ払ってしまい、またまた、記事投稿を飛ばしてしまいました。用意していた2023年のWK7、如月の金曜日の随筆も未完となり、お休みすることになりました。気を取り直して本日は、今週の仕事終わりにBook-Offに立ち寄り、200円+税で買った本、アーノルド・ベネット著、渡部昇一訳『自分の時間』(三笠書房2016)の読書感想文です。これは想像以上に良い本で、大変価値のある本でした。 本の値段と価値は比例しない最近痛感するのは、本の値段と内容の価値は比例

『社会学の名著30』を読む

本日は、長期間に渡って積ん読状態だった竹内洋『社会学の名著30』(ちくま新書2008)の読書感想文です。 解説書抜きで古典や専門書攻略は無理私には、初心者向けの解説書抜きで、定評のある古典や専門書を読み解いて理解することは無理、という諦めがあります。 ましてや、基礎知識の殆どない分野に手を出そうとする場合は、必ず定評のある平易な解説書を探します。そういう私の期待に応えてくれるコストパフォーマンスがいい解説書が新書で、各社から色々なものが出ています。ちくま新書にも、本書以外

息子と絵本を読んでいた頃

本日も寒い夜です。今週は自分なりに多くのタスクをこなしたし、明日は仕事休みなので、自分へのご褒美として、ここしばらく封印していた部屋での晩酌を楽しみました。缶ビールを飲んで軽く酔いがまわると、息子がまだ4~5歳だった頃、絵本を読んでくれとよくせがまれていたことを思い出しました。絵本の読み聞かせは、自分にとっても非常に貴重な体験で、絵本が放つメッセージの奥深さと息子の反応から教えられることが度々ありました。本日は、あの頃の記憶を辿ってみようと思います。 絵本の読み聞かせは私の