『父が娘に語る 美しく、深く、壮大でとんでもなくわかりやすい経済の話。』を読む
本日の読書感想文は、ヤニス・バルファキス(著)・関美和(訳)『父が娘に語る 美しく、深く、壮大でとんでもなくわかりやすい経済の話。』(ダイヤモンド社2019)です。
著者は、2015年のギリシャ危機の際に財務大臣を務めていた経済学者です。最高に面白い本という触れ込みに惹かれて発売後すぐに購入しましたが、その評判に違わぬ内容で、一気に読了しました。『経済学の解説書とは正反対のものにしたい』というコンセプトで、10代半ばの娘に、経済の本質を専門用語を殆ど用いずに平易に解説した書