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Markover 50の観た映画

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Markover 50が観た映画の感想や周辺の思い出を書き残しています。
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2021年3月の記事一覧

『東京物語』を観る

本日のnoteは、日本映画の最高傑作と評される『東京物語』の感想文です。 手を出せなかった名作『東京物語』は、黒澤明、溝口健二とともに世界的に評価が高い映画監督、小津安二郎(1903/12/12-1963/12/12)の1953年の作品です。名作中の名作として知っていたものの、なかなか手を出せなかった作品でした。 小津安二郎は、1927年『懺悔の刀』から1962年『秋刀魚の味』までの35年間で54作品(現存するのは37作品)を残しています。庶民の日常的な風景を題材にした「