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働き方改革とテレワークとコロナと...

世の中、「働き方改革」と「テレワーク」、加えてこのところの「コロナ」で、今までの働き方が大きく変わってきている。
そんな近況から、これからの日本の経済社会がどのようになってくるか想像してしまう。

自分の予測では、これから日本には能力の低いままの人たちが多くなると思う。なぜなら昔の日本とは違い、まだ若くて能力の足りてない人たちが、たくさん働くことによって能力を高めていく機会が削がれてしまっているからである。

今の日本の若者は、能力が足りてない状態であっても、残業をたくさんすることはできないし、上司から厳しく教えてもらえる機会もない。

よって、これからの日本の若者は能力が低いままで溢れることになる。
そして、出社の必要がないテレワークという働き方によって、世界中の労働者と、能力と賃金とで比較されて、競わなければならないようになる。


実際に当社では早い段階からテレワークを活用している。しかも海外テレワークである。例えばいま、ミャンマーで、日本側の仕事だけをする人を雇い、海外から遠隔で仕事をしてもらっている。

彼らは能力が高いが、給料は日本人の1/4だ。それでも、現地からすれば、そこでは高い給与になる。

日本人が国内でテレワークに従事するようになると、このような海外にいる優秀な人材と、能力と給与で比較をされて、企業から取捨選択されるようになる。

当社の海外採用人材には、日本人1/4給与でほぼ日本人と同等レベルの作業をしている。

ということは、日本人の1人分の給料で、4人の優秀な外国人を雇えるという計算になる。

日本人社員にとっては、会社に出社して働けるところが海外テレワークと違う大きな利点の1つだったのに、出社が必要なくなるということであればテレワークの人材と存在価値がほぼ同じとなる。

テレワークの発達によって、日本人はこれから、物価と人件費が低い世界の人材と、能力と給与とで競って戦わなければならなくなる。よって、テレワークになっていく社員は、非常に厳しい競争環境に置かれることになる。


しかしこのことは、日本企業にとっては朗報だ。仕事を細分化し、単純部分を外に切り出して、世界中の人材を使って業務の効率化ができて、固定費を下げて勝負できるようになるからである。

よって、能力の低い若者が増えていくだろうが、企業側からすると未来に大きな不安は無い。

テレワークと働き方改革による経営側と社員と関係の希薄化によって、公平かつ客観的に、能力を高い最適な人材を世界中から調達して使うことが更にできやすくでなるからである。

このことから、将来、自分になんとなく見えている日本の経済社会は下記のような感じである。

数は少なくなるだろうが、一部の優秀な経営者が、能力が足りてないが低賃金の一般労働層を上手に使い、効率的な経営をすることによって、日本企業にとっての課題であった労働生産性を上げ、莫大な利益と市場を取り、事業を大きくして世界で戦える会社となり、彼らが日本経済を下支えていくようになると思う。

そしてこのことは、日本経済全体にとって大きなプラスとなり、日本企業は世界の土俵で活躍していけることになると思う。

まさにこれからの日本企業の経営は、日本的経営スタイルから離れ、現在のグローバルスタンダードの経営スタイルに寄せていくことにつながるだろうと自分的には踏んでいる。


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