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20220212 値段のハードル

 珍しく昨日から3連休、しかも夫も3連休になったので、ふたりでのんびりしているこの週末。昨日はわたしが家にこもって確定申告作業をしていたので、今日は夫と外出。

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 お昼に鴨南蛮そばを食べて(大好物!)、車を停めていた書店で、ついうっかり単行本と文庫本とムック、しめて5,000円ほどを購入。また積ん読が増えるけれど、いつかは読むし、本は見つけたときに買わないと返本されてその後目にすることがない場合が多いので、できる限り買うようにしている。これは出版社に勤務する前から変わらない習慣だ。

 そのあと行ったスポーツデポでかわいいレギンスを見つけてしまい、いいなあいいなあ、と繰り返すも、「じゃあ買う!」と踏ん切れない。書店では逡巡することさえなく、「買うことが決まっているからただ買う」みたいな顔をしていたのに、同じくらいの値段だとしても、本以外だととたんに及び腰になるのが我ながら可笑しい。

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 じゃあいくらならぱっと買えるのかというと、洋服なら4,000〜5,000円でも迷うし、化粧品なら2,000円を超した時点で「あ、いいかな」(やめておこうの意)、と思ってしまう。ファッションは楽しいけど自分のセンスに自信はないし、そもそも自分の顔に何か塗るのがあまり好きになれないので、メイクはそれほどしない。

 でも、本に関してはわりといくらでも出すきらいがある。書店に寄ったら手ぶらで出てくるのは難しいし、行く書店によってラインナップも違うから、当然そのときに目についた本を買いたくなる。京都の恵文社に行ったときは、旅行初日に2万円以上の買い物をしてしまい、さっそくその場で宅配便の手配をしたことがある(同行者には心底呆れた顔をされた)。

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 値段のハードルは人それぞれ。また増えた本を積み上げ、家計簿アプリで「書籍」という科目を指定しながら、いい買い物をした、と内心で思っている。今日は1ヶ所しか書店に行かなかったから5,000円で済んだのだと考えれば儲けものではないか。
 そうそう、レギンスは夫が買ってくれたので、結果的に欲しいものはちゃんと手に入った日なのだった。

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