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心が折れた産後の入院生活

出産後の入院生活中に残しておいたメモがあるので、それを元に記事にしたいと思います。

出産前の方にとってはイメトレの材料に、出産後の方にとっては共感してもらえる記事になりますように。

産後0日目

出産して部屋に連れてきてもらったのが21時半くらい。
助産師さんに付き添ってもらってお手洗いへ行きました。
(産後に用を足したあとにフラッと倒れてしまう人がいるからだそう)

23時半に助産師さんが点滴を外しに来るまでの間、実家の家族や仲の良い友人に報告の連絡を入れたりしていました。

点滴を外してもらったあともなかなか眠れず、まとまって寝たのは2、3時間くらいでした。

これが産後ハイ…!!!

産後1日目

痛み止めを定期的に飲んでいたおかげか会陰切開の痛みは思ったよりひどくありませんでした。

腕と脚の筋肉痛が、前日の出産で全身に力が入っていたことを物語っています。

お腹はまだ少しぽっこりしていて、おへそも出たままですが、昨日までぱんぱんに張り詰めていたお腹の皮が緩んでいる様子に
「昨日までお腹にいたはずの子がもうここにはいないんだ」
と思うと、どこか寂しさを感じました。

体重を測るように言われて測ると、子どもの体重と胎盤分しか体重が減っていないので、妊娠前より+6、7Kgくらいでした。

朝ご飯を食べてしばらくしてから母子同室がスタート。
昨日ぶりに見た我が子は、多少むくんではいるものの既に顔立ちがはっきりしていて、髪の毛がくせっ毛でくるくるしていて何ともかわいい。

おむつ替えの仕方を教えてもらったあと、早速授乳をすることになりました。

私の乳頭は大きくてあまり突出しておらず、乳輪部分は硬めで、助産師さんにマッサージをしてもらうと結構痛い。
(妊娠中からしっかり自分でマッサージしておけば良かったと後悔)

それでも初乳と言われる黄色い液体が出てきたので我が子に舐めてもらいました。

授乳時の抱き方や、おっぱいの咥えさせ方の説明を受けていざ実践してみるも、抱き方も下手だし、乳頭も咥えにくい形だしで嫌がられてしまいました。
助産師さんに頭を押さえられて、嫌がりながらおっぱいを咥える我が子の姿に早くも心が折れそうになりました。

しばらくおっぱいを吸わせたあと、調乳室でミルクを作り、ミルクをあげてから我が子と2人きりの時間が始まりました。

おむつ替えも授乳もぎこちなくて、これで良いんだろうかと常に心配でした。
困ったらナースコールを鳴らすように言われていましたが、この程度で鳴らしていいものなのかと迷って鳴らせず…。

夫が夕方に面会に来たときには少し泣きそうでした。

夜はナースステーションで我が子を預かってもらい1人でぐっすり寝ました。

産後2日目

ぐっすり眠れたおかげで朝はすっきり目覚めることができました。

朝ご飯を食べたあと、乳児検診を終えた我が子と再会。

昨日よりおむつ替えは慣れてきましたが、授乳がなかなかうまくいかず助産師さんに相談すると、毎回授乳に付いてもらうことになりました。

それでもなかなか上手くいかず、乳頭が赤くなり痛みが出てきてしまったので、乳頭保護器を使って授乳することに。

↓そのとき使っていた乳頭保護器


夕飯はお祝い膳なので、ゆっくり食べられるようにと我が子を預かってもらいました。

産後、まだ1回もお通じがなかったので下剤を飲むことを勧められて飲むと、夕飯後にやっとお通じがありました。
すると、お腹が動き出して、授乳時にお腹が少し痛むようになりました。
(後陣痛は初産婦よりも経産婦の方が強く出るそうなので、今回は軽くて済みました)

夜中は同室で過ごし、初めての夜間授乳。

おっぱいをあげ(咥えさせ)、ミルクをあげ、抱っこをして、寝たところでベッドに寝かすと目を覚ましてギャン泣きされ、

抱っこ→再ミルク(おっぱい諦め)→ベッド→ギャン泣き→おっぱい

までしたところで、上手く咥えてもらえずギャン泣き…。
1時から4時までずっと寝ていなかったのもあり、心が折れてナースコールを鳴らしました。

助産師さんに来てもらったときには目から涙が止まりませんでした。

そのまま我が子を預かってもらい、5時〜7時まで寝ました。

産後3日目

前日、泣きながら寝たのもあって朝から不安定でした。
ちょっとしたことですぐ涙が出る…。

午前中は退院前の診察、栄養指導、沐浴指導でバタバタしていて、お昼頃から母子同室。

乳頭保護器を使って少し授乳のコツが掴めてきた感触ですが、保護器を使っても傷ついた部分はひりひりしていました。

そして、午前中に答えたエジンバラ産後うつ病質問票の点数が高めだったとのことで少し助産師さんと話をしました。
(前日に心が折れて泣いてたので当然と言えば当然ですが)

自分を責めたり、不甲斐ない気持ちになることはあっても、我が子をかわいいと思う気持ちは失ってなかったのが救いでした。

ナースステーションで我が子がかわいいと人気だ、という話を聞いて得意気になる私。笑

夜中、同じく4時までねばったあと、ナースコールをして預かってもらうことにしました。
退院したらこの逃げ道はないと思うと不安でいっぱいでした。

産後4日目(退院日)

10時には退院だったので朝から身支度などでバタバタ。

授乳のときに、哺乳量の測定(授乳前と授乳後に赤ちゃんの体重を測ってどれだけ飲めたかを確認する方法)をすると5g飲めていました。
これは多いのか少ないのか…。

入院費用の支払いをして、我が子を着替えさせて、夫のお迎えを待って退院しました。




出産前にいろんな方のブログや動画を見てイメトレしていたつもりですが、出産後は本当に初めてで分からないことだらけでした。

なのに待ったなしでどんどん詰め込み、どんどん実践、で着いていくのが精一杯な入院生活でした。

どれだけ目の前で新生児がギャン泣きしていようが平然と対応している助産師さんは、新米ママの私から見たらただただすごいの一言。

もし2人目を出産する機会があれば、そのときはもう少し上手くやれそうな気はしますが、初めてだといっぱいいっぱいで産後4日目での退院はあっという間に感じました。

どれだけ予習をしていてもきっといっぱいいっぱいになってしまうと思いますが、この記事が少しでも参考になりますように。


ではまた。

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