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どこへでも。
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母がファンクラブ会員なもので、King Gnu大阪城ホールライブの遠征に便乗して大阪へ行ってきました。新幹線や飛行機がきらいな母はどこまでも車で行ってしまうけど、1人だと飲食店に入れない寂しがりお嬢様。一方わたしは一人でどこへでも行けるし行きたいけど足がない(免許&金)ということで、WinWin仲良し旅でした。10時には物販に並びたい母なので、夜中の2時に出発。車でぶっとばし、途中仮眠したりしつつ、明けていく空の中に富士山を見たりしました。
母が物販に並んだりライブを見てる間、大阪で一人放流されました。一人っ子のわたしは小さい頃からこう。両親が忙しい時に一人で遊ぶことに関してはプロなのです。にしても、行きたいところの数と空き時間が見合わない。結果、インスタでおしえていただいたわなかのたこ焼きを食べて藤田美術館に行き、大尊敬する方のレッスンに行き、あとはフラフラとその辺を散歩をしました。難波や梅田まで行きたかったけど時間がなかった。
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レッスンのために初めて天満という駅におりたのですが、出る方向を間違えたのか、無限に続く狭くて小さい飲み屋街とディープな商店街、スーパー玉手にでーじちむどんどんしました。
レッスンを終えて乳酸いっぱいのわたしは、ライブをみて胸がいっぱいの母をつれて、懐かしのアメリカ村へ。
color-codeでのライブはほとんどいつもアメ村でした。ライブ後、車で東京へ帰る前、遅めの時間にやっている天晴れのかすうどんを食べて、目の前であげてくれる街角の手羽先を買って車で食べて帰っていました。今回は母が少食なもんで味穂でおでんをつまみ、手羽先を買い、ハーゲンダッツを買ってふたりで食べました。滅多にない旅行やお出かけの時はダイエットはしないのがわたしのルール。
お腹も満たされホテルでお風呂に入ろうとしたら母が満足げに「まりちゃんと一緒に来てよかったぁ」と言ってくれました。わたしはわたしで楽しんだ旅だったので、こんな最高な親孝行、あっていいのだろうかとにこにこしながら、お風呂に沈みました。
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翌日、朝ご飯をたべたらまた車で東京へ蜻蛉返りです。ついてきてくれたから、どこでも連れてってあげるよーと言われたけど、あちこちのSAを楽しみながらのんびり帰るのが、それはそれで楽しいので「じゃあ富士山見れたらみよう」と言って出発。
途中で「ナガシマスパーランド行きたくない?」となり、急遽行くことにしました。ついにいけるのか。マネージャーが運転する大阪遠征の車からいつも眺めて「いつかあれに乗りたい」とおもっていたジェットコースター。湾岸長島SAに寄る時間はあっても、スパーランドに寄る時間はなくていつか、いつか、と思っていた、あの山のようなジェットコースターが、スチールドラゴンという名だと初めて知りました。
スチールドラゴンに乗ろう!と入園するも、下から見たその高さにさすがにちょっとこわくなり、肩慣らしのために乗ったのが「白鯨」。実はこのナガスパでは、スチールドラゴンより白鯨の方が圧倒的にヤバいというのはこの時の母娘は知るよしもない。
木造の大きなジェットコースターで全長もなかなかあるが、みたところ大きく落下するのは最初のところだけっぽいね、なんて話しながら、関西弁の修学旅行生に混じって並ぶこと20分。
一番後ろが一番怖いといわれているジェットコースターの、後ろから2番目に座りました。出発。急アクセルを踏んだようなスピードで出発。え?速っ!と言っているうちに一回落ち、えまってまってもう?もうくる?落ちる?まってヤバいああああああぁぁぁあぁあああああああああああああああああ首が死ぬうううううううううううううううう
それまで、わたしも母も一番楽しい絶叫系はディズニーシーのタワー・オブ・テラーだと思っていたのです。あの頃の可愛いわたしたちはもういません。
最初の86度の急降下からは怒涛のコースで、4回くらいムチ打ちの危険を感じました。この白鯨、何がヤバいって、降下ではなく、そのスピードです。落ちるのも、逆さになるのも、上がるのも全てスピードが変わらず猛スピードで進んでいく。だから、顔が風圧で上や下に向くと戻れないし、心の準備ができないまま落ちたり急カーブを曲がったり気付いたら逆さまになってたりする。身を投げ出されそうなカーブも意外に高い最高位の場所も物凄いスピードで、怖さの原因は紛れもなく「死」です。後ろに屈強なスポーツ刈りの男子高校生が二人乗っていましたが、彼らも「キャー」と言っていました。
白鯨がやっと止まってくれた時には、笑いすぎて泣いていました。ヤバいものに乗ってしまった。後ろの高校生の悲鳴も面白かったし、ムチ打ち寸前に顔がぶん回されたのも面白かった。てかそもそも白鯨ってなんやねん!鯨はきっともっとおっとり泳ぐわ!!鯨に失礼!!!
ガクガクする足で階段をおりて、母とすぐ調べました。どのYahoo!知恵袋にも、
Q.ナガシマスパーランドのスチールドラゴンと白鯨はどちらがこわいですか?
A.圧倒的に白鯨です。
なるほどね!!!!!
1発目からすごいのに乗ってしまったゆえ、完全に満足&疲れてしまって、おまけに意を決して乗ろうとしたらちょうどスチールドラゴンがメンテナンス中で、ならばと初心者向けっぽい小さめのジェットコースターを選んで3つほどなりましたが全部確実にこわ面白くてすごい。ナガスパ恐るべし。
合計5つくらいの乗り物に乗って疲れ果てたわたしたちは、結局スチールドラゴンに乗らずに帰りました。笑
必ずリベンジしにくるからな。スチールドラゴンも、白鯨も、安永餅も(混みすぎて買えなかった)
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このあと、刈谷ハイウェイオアシスできしめんを食べて、東京へ。
楽しかったねー、また行こうねー
こんどはスチールドラゴン乗ろうねー
と何度も話しながら。
もっといろんなところに、ママと、家族と行きたいな。口実は何でもいい。ライブでも、旅行でも、仕事でも、何でもいい。行った先で解散してまた合流したっていい。大切な人と行くのは、実はどこだっていい。
どこへだって、道中に起こる全てが楽しくて大切な時間だ。
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まりさ
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