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キャバクラが教えてくれた、ロゴとお金の話

◆キャバクラで飲む先はなぜ高いのか?


あなたはキャバクラに
行ったことがありますか?

僕はありません。

なぜなら高いからです。

同じビール1杯でも

・家でも飲むなら300円
・居酒屋なら5~600円
・キャバクラなら1000~1500円

と、値段が違います。

キャバクラに行くお金で
なんと缶ビールを5本
飲むことができるのです。

なぜキャバクラが
こんなに高いのかと
言いますと

言わずもがなですが
”キレイな女性がいるから”です。

男は可愛い女の子や
キレイな女性に
途方も無いお金を
かけたがる

破滅的な生物です。

もちろん女性も
ホストやジャニーズと
いったイケメンにのめり込み

中には破産してしまう
人までいると聞きます。

そこから見える
たった1つの真実。

人は皆、美のために
身を捧げたいのです。

話が脱線してしまいました。

なぜキャバクラで飲む
ビールが、缶ビールの
5倍の値段がかかるのか?

それは+αの
ベネフィット(利益)が
あるからですね。

「今日はどうしても女の子と
飲みたいんじゃ!」

という気分の時
人はキャバクラに
足を運びます。

中身は同じビールでも
それ以外の要素があれば
より高いお金を
人は納得してお金を払います。

カフェなんかもそうですね。

家でコーヒーを飲めば
インスタントのものなら
1杯数十円で済みます。

ですが、友人とおしゃべりしたり
お出かけの途中ちょっと休みたい
という時に

わざわざ家でコーヒーを
飲む人はいません。

つまりカフェでは
コーヒーを楽しむ目的ではなく
それ以外の目的で向かう人が
大多数ということになります。

僕自身も家で集中できない時は
カフェに行って作業することが
よくあります。

カフェは家と違い
”サボれる要素”がありません。

家にはギターもあるし
誰にも見られていないから
大音量で映画も観れてしまいます。

ですが、そのように
気が散ってしまっていては
仕事に集中できませんよね。

だからこそカフェに行って
一気に作業を進めるのです。

カフェ最高。

同じものでも価格が違う
と言えば

デザインでも同じ
事例があります。

それは”ロゴ”です。

ロゴはデザイナーによって
価格が大きく違います。

100万円以上かかる人もいれば
ワンコインで済む人もいます。
一番多いのは2〜3万円ぐらいです。

同じロゴでも
どうしてここまで価格が
違うのか、デザイナーである
僕でもずっと疑問でした。

デザイナーになりたての頃
友達に”タダでロゴ作って!”
と頼まれたことが
頻繁にありました。

デザイナーなら

「タダで作って!」

というセリフは
一発屋芸人のリズムネタ以上に
聞き飽きたセリフだと思います。

しかし、その原因は
デザイナー自身にあると
考えます。

デザイン価格の相場が
知られておらず

なぜその価格なのか?

明確な理由を公表もせず
知ってもらう努力を
怠ったデザイナーが
招いた結果なのです。

そこで今回、僕が
世界中のデザイナーに代わって
ロゴの適正価格を改めて
決定したいと思います!


◆刮目せよ!マリオ・ズマヨ的ロゴ適正価格とその理由


【500円~1万円以下】
・メリット
とても安く魅力的な金額です。
品質も悪くありませんし
手軽頼めてとても良いです。

とりあえず何でも良いから
ロゴが欲しい!という方に
オススメです。

値段が上がるにつれ
提案数や修正回数が
増えると思ってください。
(1万円ぐらいなら2案は
提案してくれるはずです)

・デメリット
そのロゴがオリジナルの
ものなのかどうか?

他に似たようなロゴがないか?

いわゆる商標登録チェック
というやつですね。

500円という低価格である分
予算の都合で商標チェックが
できません。

もし500円で作ってもらったロゴが
すでに他の企業で似たような
ロゴが使われていた場合

最悪の時は著作権侵害で
裁判になり、多くの
賠償金を支払うことになります。

商標登録をしなければ
問題ありませんが
そのロゴを使って
売上アップをしようと考えた場合

商標登録は避けては
通れない道です。

・まとめ
500円ロゴは、個人や趣味など
とりあえず何かロゴが欲しい
という方にオススメ

ビジネスに使う方には
オススメできません

【2〜5万円】
・メリット
この辺の価格帯が
一番多い印象です。

2〜3万円が平均価格でしょう。

これぐらいの値段で
受注しているデザイナーは
どこかの企業にしっかり務めた
いわゆるプロと言っても
差し支えないデザイナーです。

やりとりもスムーズですし
オンリーワンのロゴを
作ってくれるでしょう。

商標登録への意識も高く
他に類似したロゴはないか
調べた上で制作してくれます。

・デメリット
商標登録への意識が高いからとはいえ
やはり予算の都合で
商標チェックまではできません。

また、ロゴを作っておしまい
という場合が多く

長期的に関係を築けなかったり
アフターサポートを受け付けていない
場合が多々あります。

・まとめ
売上などは気にせず
自分のブランドを
確立していきたい

他とかぶりたくない
という方にオススメ。

商標登録する場合は
自分でも商標チェックを
する必要がある。

もし類似したデザインの
ロゴが存在した場合
またデザイナーに1から
依頼をする必要がある。


【10万円以上】

・メリット

ロゴで10万円!?

と、あなたは驚かれる
かもしれません。

ですが、10万円でも
まだ安い方です。

10万円ぐらいの予算になれば
予算的にも商標チェックが可能で
パクリにならないロゴを
完成させることができます。

さらに、ここが一番の
違いなのですが

”アフターサポート”が
しっかりしています。

ロゴを完成させたら終了
ではなく

そのロゴを使って
どのように売上を
伸ばしていくか

どのようにブランディング
していくか

クライアントへの
提案や制作のサポートも
してくれます。

・デメリット
とにかく日数がかかります。

商標チェックはもちろんのこと
ブランディングまで考えて
ロゴを制作するので
1日や2日で作ることはできません。

もし商標チェックに
引っかかった場合は
また1から作り直す必要も出てきます。

・まとめ
ブランドを立ち上げたり
リニューアルして
売上を伸ばしたいと考えている
中小企業や個人事業主にオススメ。

すぐにロゴが欲しい!
とりあえず何でもいいから
ロゴが欲しい!

という方にはオススメでは
ありません。


【100万円以上】

・メリット
「ロゴに100万円!!???」

と、あなたはさらに
驚かれることでしょう。

ですが、デザインの世界では
100万円以上でロゴの
制作を受注するデザイナーが
数多く存在します。

場合によっては数千万円まで。

それはつまり、ロゴエリート。

オックスフォードを首席で
卒業し、発表した論文は
全て革新的。

大手企業が喉から
手が出るほど
欲しくなるような人材と同じで

一流美大を卒業し
博報堂などの大手企業で
アートディレクターや
プロデューサーまで経験した
デザイン超人です。

一部上場の大手企業や
オリンピックなどの
国家を挙げた一大プロジェクトは
このようなデザイナーに依頼します。

もちろんロゴだけではなく
このようなデザイナーは
商品やサービスのプロデュースまで
深く関わり

アートディレクターとしても
動きます。

特に大手企業ともなれば
ロゴの変更だけでも
数億円以上の損失が出るため

たかがロゴ1つにも
気が気ではありません。

NIKEがちょっとだけ
ロゴをブラッシュアップしただけで
ニュースのトップになるほどです。

完成すれば、一気にメディアで話題になります。

しかしロゴも1ヶ月や
2ヶ月という期間で
完成されるものではなく

年間を通しての
制作プロジェクトとなります。

・まとめ
売上、ブランド

全てを完璧に
デザインの力で
解決したい

という大企業やビッグプロジェクトの
プロデューサーの方にオススメ。

しかしデザイナーのクセが
超がつくほど強いので
自分の要望が受け入れられなかったり
自己表現に終始してしまい

失敗するリスクを宿しています。


以上がマリオ・ズマヨ的
ロゴの相場価格です。

今までなんとなくふわっとしていた
ロゴデザインの価格も

これでなるほど!
と思っていただけたら幸いです。

あなたにも
あなただけのロゴを。

マリオ・ズマヨ


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