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教育と学び その3

11月2日にビッグサイトのモバイル・ショウ(昔のモーターショウかな?)に行ってきました。いろいろ斬新なEVが展示されていました。目的は、民放連合とラジコで「未来のラジオ」を展示していると言うのでそれだけを目的に行ってきました。
僕の職業的バックグラウンドは「通信と放送」です。最近、NHKがやっと、インターネットでの放送に重点を置く展開に転進し始め、やっと来たかとホッとしていたところです。
さぞ素晴らしいビジョンを知る事ができるだろうと、期待をしていました。

展示は、申し訳ありませんが、お粗末で、運転席に座ると正面画面に運転席から見た様な動画がスクリーンに出てきます。そのスクリーンに、何かいろいろ情報が表示されていました。

「どこが未来のラジオなんですか?」
「大きなディスプレイに、いろいろな表示ができます。」
「それって、テスラとか先進的なEVではすでにありますけど?」
「電波の放送とインターネットの情報をうまく融合して聴いてもらいながら情報を表示します。」
「なんで、放送もインターネットに載せないのですか?」
「インターネット放送では遅延が問題なんです。」
「放送は通話ではないので、遅延はサービスに関係しないと思いますが?」
「う〜〜、災害に役に立ちます。」
「おっしゃる通り、災害時に通信網に異常輻輳が発生すると、ネットが使えなくなりますね。しかし、そのためだけに電波のラジオにこだわるんですか。電波だと日常車で走っていると、局を切り替えたりする必要があったり不便ですよね?スマホの家庭普及率は80%を超えています。本当に電波にこだわるのが正しいと思いますか?」
「〜、〜」

もちろん対応していただいた彼が悪いと言うつもりはありません。
概ね50歳ぐらいの働き盛りのおじさんでした。
しかし、彼のせいではないのでしょうが、「自分の考えを持つ」と言う大事な訓練をしてこなかった方の様にみえました。

今でも大半の学校の教諭は変わってないのだと思いますが。「教室では先生が神様」、「教科書を覚える」そんな幼少時代を過ごせば、自分の考えを持つ機会がなくなるのは事実です。

自分の考えを持たせず、男子は兵士に、女子は女工にという100年以上前の富国強兵教育が今も続いているとは思いませんが、、

残念ながら、未来のラジオの勉強はできませんでした。 そして、そのかわり、日本の教育がもたらすであろう恐ろしい未来を垣間見た感じです。
AIやロボットに勝てっこない。
社会における物事の実現手段に変革があると社会の多層化は避けられないのかもしれない。
子ども達を救わねばと思いました。

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