【2021/5/28】四人組っていいよね
物語を書くとき、四人組っていうのはよくあるパターン。三人もよくあるけど、四人のほうが多い分、話が広がるし、キャラクター分けもしやすい気がする。2対2に分かれてシーンも作りやすいかもしれない。
今日の金曜ロードショーは往年の名作「スタンド・バイ・ミー」。これも見たことあるけど、内容が朧気な作品の代表格。内容よりもリバーフェニックスが若くして亡くなったことのほうが鮮明に覚えている。
リーダー格の悪ガキと賢い文学青年とケンカっぽいメガネ少年と太っちょの怖がりボーイ。彼らが死体探しの旅に出る。それぞれの悩みや葛藤を持ちながら。
それぞれに出くわす問題は大人から見たらとても小さなものばかり。だけど少年たちにとっては一大事ばかり。歩きながらお互いのことを話したり、ケンカして仲直りしたり、からかいあったり、なぐさめあったり。
それが文学青年だったゴードンが作家となり語られているという、ニューシネマパラダイス的なストーリー展開。物語は思春期の友情は他の時代に生まれたそれとは異なって特別だと締められている。
私にとってのスタンド・バイ・ミーはいつだろう。
寮生活で朝昼晩とバレーボールに明け暮れた高校時代かなと思う。今は頻繁に連絡を取るわけではないが、ともに暮らし、苦楽を共有した仲であるから、家族に近い存在である。
今の少年少女たちにはそんな存在はいるだろうか。時代が流れるスピードが恐ろしく早くて、ダイレクトな、リアルな交流が少なくなった今、友達と一世一代の冒険のような経験をすることができるだろうか。
少なくともそのような友達がいることに感謝して、大切にしなきゃいけないと感じた。
スタンド・バイ・ミー。
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