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【2021/6/23】バイキングの法則

バイキング(ビュッフェ)に行くと、何を取るだろうか?

一番好きなもの?
健康を考えて野菜?
手当たり次第に食べたいもの?
値段が高そうで元が取れそうなもの?

バイキングなんてものは、色々なものを好きなだけ食べたくて行くのだから、「これしか食べない!」という人はそうそういない。

しかし思い返してみると、かつてベジタリアンのインド人とバイキングに行った際、「食べられるものが少ないからバイキングは助かる」と言っていた。『何でも食べたい人』だけではなく、『何かしか食べられない人』にも需要があるのだと、その時はじめて知った。

友人が言った。

「バイキングの料理の取り方は恋愛観に似ている」

好きになる人のタイプ(好み)がしっかりと決まっている人はバイキングでも迷う時間が少なく、無駄がない。食べたいものだけをしっかりと選べる。
一方、タイプが定まっておらず好きになった人がタイプと言う人は並べられた料理の前に右往左往して効率が悪い。色んなものを取った挙句、マズいものも取ってしまうこともある。逆もあるが。

どちらかと言うと私はタイプが定まっているほうなのだが、バイキングはとりあえずいろいろな種類を取る。だがあまり大冒険はしない。確実に美味しいと思えるものだけを選ぶ。そしてその中でより美味しかったものをおかわりする。

その友人はタイプがないらしく、ビジュアルも性格も毎度バラバラらしい。見た目がマズそうな料理でもとりあえず何でも食べて、結果、美味しいこともやっぱりマズいことも多々あると言う。

まあ確かにある程度はバイキング恋愛理論は当てはまるのかもしれない。

ただ、人気の美味しい料理はすぐなくなるだろうし、補充されてもタイミングを逃すとまた食べることが出来ない。バイキングでたまにある目の前で焼いてくれる高級ステーキや目の前で握ってくれる寿司にはたくさんの人が群がり、気が付いたら終わっていることもよくある。つまり、タイプの定まっている私はその人気料理をゲットできないことも多い。

どちらがいいのだろうか…。

料理が食べてみないと分からないのと同じで、人間も話したり接したりしないと分からない部分が多い。完璧イケメンにも失望することはあるし、見た目が不細工でも信じられないくらい気が合うこともある。でも同様に逆もあるだろう。

今度バイキングに行くことがあったら、本当に食べたいものは何か、しっかり考えてからお皿に乗せることにしよう。

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