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【2021/3/31】決断と発表

3月31日って年度の終わりだから、何かと終わる系の発表が多い。
ちょっと前にも書いたけど。

引退します。
解散します。
卒業します。
終了します。

名ばかりでも一応芸能界というものに入ってからは、もう慣れてしまうほどに見てきた光景。

事前にお知らせしていた人もいれば、最後の最後の日に発表する人もいる。でも実際にその決断はずっとずーっと前から着々と行われている。

私も(3月末じゃなかったけど)長年やらせてもらった番組を卒業すると決めたのは、たしか半年以上前だった。

その決断に至るまでの最初のキッカケは、小さな思いつきのような、漠然とした不安のような、ポッと灯った炎のような、いろんな感情がカチッとハマった時だった。

でもそのキッカケは何度も消えては生まれ、生まれては消え、カタチになりそうでならなくて、時間は刻一刻と過ぎていった。物事にはタイミングがあるから、いつでも「ハイ終了」と辞めていいというものではない。そうやってパツンと辞める人もいるだろうけど、大抵の人は段取りがあって辞めていく。

キッカケが生まれて、(相談をして)自問自答して、決断をする。

それから然るべき人に報告して、最後の日までの流れを決める。関係のある人たちにいつ発表するのかも決めなければならない。

芸能人だと、今やっている仕事の兼ね合いで発表が出来ないこともあるし、「1年後」とか「○○年まで」とか長いスパンで事前に発表し、徐々に浸透させていく場合もある。となると決断に至るまでの日数も相当長いのではないかと思う。一人だったらまだしも、グループを組んでいたり、コンビだったりと相手がいる場合も多いからだ。

今日付けで引退したTOKIOの長瀬智也さん。事務所を辞めるだけではなく、まさか引退するとは…。安室ちゃんのときも同じくらいビックリしたけれど、歌って踊る歌手はスポーツ選手に近い感覚があるのだろうと引退するのも納得できた。だけど役者もやっている長瀬さんはいつまでだって第一線で活躍できるような気がするからだ。あくまでも外野からの意見だけれど。

今日のTwitter上には、アイドル、タレント、役者、お笑い芸人、いろんな人の決断と発表が溢れている。その決断はどれも正解だろう。

決断の真相は本人にしか分からない。これからの活動を見ていくだけだ。

いつか素敵な発表が出来るように今を全力で生きなければ。
それが例え終わる系の発表でも。

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