見出し画像

nikki 2019/5/23 ジコとタコ

今日のタイトル「ジコとタコ」
なんだか、絵本のタイトルっぽい。
書いてみよう、絵本。

ーーーーーーーーーーーーーー

ジコとタコ

ジコちゃんとタコちゃんは宝物探しの冒険に出かけます。ジコちゃんは自分の意見を主張し、引っ張っていくタイプ。タコちゃんは周りの空気を読んで、合わせていくタイプ。性格は正反対な二人だけど、とても仲良し。

ある時、二人の目の前に崖が現れました。跳んで渡れるかもしれない、だけど、落ちてしまうかもしれない。ジコちゃんは跳ぼうと言いました。タコちゃんは別の道を探そうと言いました。するとタコちゃんがどこからか木を持ってきました。向こう側に掛けられる長さの木です。でもその上を歩くには心もとない太さでした。ジコちゃんは言います「思い切って跳ぼう。大丈夫だよ、落ちはしない」。タコちゃんは言います「この木の上を歩こう。大丈夫だよ、折れはしない」。二人は長い間悩みました。そして二人は、木を掛けて、向こう側で跳んで渡ることにしたのです。タコちゃんは跳びました。そしてフワリと向こう側に着地しました。ジコちゃんは跳びました。でも距離が足りません。このままでは落ちてしまいそう。すると、掛けておいた木をバネにもう一度跳んで、向こう側に辿り着くことができました。木はその衝撃で折れ、崖の下に落ちていきました。二人はお互いがいてくれて良かったと心底思いました。

そんな風に二人はどんな困難にぶち当たっても、力を合わせて乗り越えていきます。でも、あるとき気付くのです。自分たちはジコとタコというそれぞれの存在ではなくて、実はひとりの人間だったということに。自分が思っていた自分と、他者から見た自分のイメージが全然違っていて、別々の存在に分離してしまっていたのです。自己も他己も受け入れた二人がひとつになったとき、宝物が目の前に現れます。それは、光り輝く「個性」でした。

ーーーーーーーーーーーーー

うまくまとまったような、まとまっていないような、話。そもそも私が書きたかったのは、自己評価と他己評価の違い。そして、人によって他人の評価が大きく違うなということ。

今、一緒に働いている人たちの中でも、「〇〇さんは仕事ができる」とか「××さんは優しい」とか、その人がいない時にされる話(ウワサ話や愚痴の類)は頻繁に行われる。まだ新参者の私の印象と、長くそこに勤めている方の印象(と言うか評価)は大きく違っているなぁと感じた。当たり前のことかもしれないけど。「対・人(ひと)」になると、年齢差だったり、付き合いの長さだったり、相性だったりで、応対が変わってくるのも事実。そうなると先に話した、他己評価も違ってくる。

そう思うと、自分が思う自分も、他人が思う自分も、結局はひとりの人間だし、それをどうこうしようなんて無理な話。そりゃ、仕事ができる、優しい、楽しい、などプラスの評価を頂けたら嬉しいけど、それが真実かを確かめる術なんてないわけで。

そんなことを考えてたら、ジコとタコが生まれた。思い付きで書いたけど、思いもよらず哲学的なお話になって、ちょっと気に入っている。昨日は「何もしてない」という日記を書いたけど、何もない(いつもの)日常からでも物語は生まれる。日常だからこそ生まれるのかもしれない。アンテナを張って、神経をふるわせていれば、何かをキャッチできるかもしれない。

クリエイトすることを続けていくための寄付をお願いします。 投げ銭でも具体的な応援でも、どんな定義でも構いません。 それさえあれば、わたしはクリエイターとして生きていけると思います!