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【2021/11/11】好きな数字

今日は11月11日。

今日はポッキーの日だったり、独身の日だったり(!)、チンアナゴの日だったり(!?)、1年356日の中で最も記念日の多い日らしい。

確かに、物事のスタートであり、ナンバーワンを表す「1」が4つも並ぶとは、縁起がいい感じがするし、その真っすぐなフォルムからも色々と連想しやすい。

ポッキーはその際たるもの。チンアナゴの日って初めて知ったけれど、真っすぐな姿が「1」に見えるってことで制定したのだろう。もやしの日しかり、うまい棒、スティックパンの日もしかり。

「1」を好きな数字に挙げる人は多いと思うし、わたしも小さい頃は好きな数字として名言していた記憶がある。スポーツでも背番号は「1」を付けたいと思っていた。それが体育の授業のビブスであれ、自分のやっていたバレーボールのユニフォームであれ。

二桁の数字なんて絶対に選ばなかった。順番が後ろで補欠感があるし、パッと見のカッコ良さも激減する気がして、好きになる理由がなかった。やっぱり王道の「1」、ラッキーセブンの「7」、それ以外なら「3」が好きだった。

しかし、大人になるにつれて数字に触れる機会が増える。そして前半の数字(特に一桁)だけが選ばれし者の数字ではないと学んでいく。

例えばサッカーのエース番号は10番だし、20番30番台を好んで選ぶ選手も多い。野球でも55番がゴジラ松井で、51番がイチローで、学生の頃はエースは4番だったり1番だったりするのに、プロとなると話が違ってくる。

わたしは大学1年生の頃、自分のチームで15番をもらって以来好きになって、学年が変わると番号を変えてもいいのに、4年生でキャプテンになっても15番をつけ続けた。今でも各スポーツの15番の選手には勝手に肩入れする傾向がある。

結局番号そのものではなくて、その番号を背負った自分や応援する選手にドラマを感じて好きになっているのだ。それが暗証番号を作るヒントになったり、銭湯の鍵番号を選ぶポイントになったり、車のナンバーを決めるキッカケになったりする。

わたしたちは毎日毎日、無意識にかなり多くの数字を見ている。時計から始まり、コンビニの支払い額、料理での計量、テレビやパソコンの画面、誰かの来ているユニフォームシャツ・・・そしてこのnoteの文字数も。

好きな数字はなんとなくあるが、嫌いな数字はない。不吉な数字と言われているものもあるけれど、単なる語呂だし、それで不幸にあったことがないので気にしたことはない。数字は組み合わせによって色んな表情を見せるし、その数字に思い出を宿らせることもできる。どの数字もとってもシンプルなフォルムだけれど、もしかすると文字よりも器の大きい存在なのかもしれない。

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