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【2021/3/26】終わりゆく3月

3月って31日までなのに、今日が3月最後の金曜日ってだけで、もう終わった感出してくるのやめてほしい。

どの局を見ても、今期で終了する番組の特番がやっていたり、誰々が番組を卒業するからとスペシャルをやっていたり、笑いあり涙ありの卒業パーティが繰り広げられる。

全然嫌じゃない。

むしろ微笑ましく見ている。

あぁこの人はこの番組を〇年もやっていたんだなぁ、とか、この番組は意外と短かったのね、とか、毎日毎回見ていた番組でなくてもその存在は知っていて、思いを馳せることが出来る。

終了する番組で一番驚いたのが、関西ローカルの情報番組「ちちんぷいぷい」。21年半の長い歴史に幕を下ろした。わたしが関西に住み始めた2008年から見ていて、角さん、西さんという名物アナウンサー、そして関西の芸人たちをそこで学んだ。特にロザンは関西に行って初めて知った芸人と言っていい。宇治原さんは当時全国区のクイズ番組など出ておらず、「道案内しよッ!」のロケ芸人として地位を築いていた。

番組には出演者だけでなく、見ていた(もしくは聞いていた)人たちにも同じように思い出がある。

ちちんぷいぷいかは定かではないが、ロザンが様々なスクールを紹介するロケをしていて、そこで取材されていたダンススクールに通うようになった。家から近所だったし、ちょうど「何か始めたい」と思っていたからビビッと来た。すぐに体験レッスンを申し込んで、その週のうちに行ったような気がする。そしてそこで出会った仲間は今やかけがえのない存在。ロザンがつないでくれたと言ってもいい。

番組で紹介されていた店に行ったら運命の人と出会ったり(例えば、ね)、番組の企画で探していた人に会えたり(ナイトスクープ的な)、仕事先を見つけられたり(企業紹介とかあるし)、わたしたちの耳や目には届かずとも、番組を通してあちこちで色んなドラマが生まれていると思う。

テレビとかラジオ、今ならYouTubeやブログも、発信する限りすべてにおいてその可能性がある。そのためにやっているわけじゃないけれど、人前に出て何か話したり、紹介したり、情報を伝えたりすることってそういうこと。何かを生み出したり、繋げたり、時には助けたりすることができる仕事なんだって改めて思った。

終わっていく番組があれば始まる番組もある。
卒業する人がいれば、新しく入ってくる人もいる。

卒業の季節だね。
桜も咲いてきた。

卒業する皆さん、おめでとうございます!
そして、ありがとうございました!

追伸:
ロザンさんって言わなくてすみません。敬称略させて頂きました。

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