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イエメンから届く珈琲のお話をしましょう

モカコーヒーというと
なんか知っているような
聞いたことはある人も多いと

ブルーマウンテン
キリマンジャロ
ハワイコナ
マンデリン 
モカコーヒー  

どれも
聞いたことはあるけど
結構
説明出来ない人も
多いのではないでしょうか  

私も
珈琲に携わる前は
ちょっとココアみたいに
甘さとチョコレート感のあるのが 
「モカコーヒー」だと思ってました

その昔
モカ港から世界へ
エチオピアとイエメンのコーヒー
似て非なる
その2カ国のコーヒーは
モカ港発信ゆえ
モカコーヒーともてはやされた
イエメンモカは
独特の深みと
複雑なフルーツの味わえないを生み出す
昔のまま
進化してきた
昔を含み
残しながら進化してきた
歴史を
思いを感じずにいられない
そのコーヒーは
どんなだろうか

●産地
中央部が山岳地帯
2000メートル級の山岳地帯
北西に位置するハラズ地方が
珈琲の生産地
そのほとんどが小農家さん

●品種
現代ではDNA解析なども進み
系譜を細かく追うことが可能になってきたと
言われています
それでも解明が難しいのが
発祥の地と言われるここらの国々
世界に広がったものは
エチオピアの在来種か
ティピカ、ブルボン種を
系譜としてたどることが出来るが
イエメンの
代々受け継がれた
ダワイリやウダイニと言われる
それらは
けしてどこにも属さず
「イエメニア」として
一括りにされてしまった
農家の人々は
なぜ、父から受け継いだ
このダワイリやウダイニが
イエメニアと言われてしまうことに
ひどく憤慨し、戸惑ったといいます
私が「イエメニア」という
表記を使わず
「古代ティピカ」とするのは
内戦の混乱の仲、
レーズンや杏子のような
甘さと深さを届けてくれる
彼らへの敬意から

農家さんは
品質を上げる事に貪欲で
アナエロビックや
バレルエイジドなどの精製方法にも
辞める事はなく取り組んでくれています

内戦の影響で
国内には100以上の検疫があり
出荷への労力は
他の国とは
比べものにならないと聞きます
価格に反映されてしまう故、
イエメンモカは
高価なものとされてしまいますが
それでも
価格以上の驚きと
小脳の混乱を与えてくれます
複雑で深くて
色々な風味があとから
あとから

●精製方法 
山岳故か、
伝統として全て甘熟した真っ赤チェリーのみ 
手摘みでおこなわれます
収穫しやすいように
数年おきにカットバックも行われる
よって
若々しい木々か
保たれます
赤道下の特徴で
雨季が2回あるため
収穫も2回あります
基本的に非水洗式(ナチュラル精製)で行われ
乾季にほとんど雨が降ることは無いので
精製過程もスムーズに進みます

いかがでしょうか
余計難しくなってしまいましたかね

要約するなら
国内情勢や歴史に弄ばれた
誰も証明出来ない
ナゾの珈琲
それが
イエメンモカ


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