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エチオピアの珈琲の話をしましょ

エチオピアの珈琲の話をしましょ
エチオピアはコーヒーの起源と言われています
羊飼いのカルディくんの羊がコーヒーの実を
食べて元気になったのが
エチオピアと言われています
エチオピアから
イエメンへ
イエメンモカ港から世界へ
モカコーヒーの始まりですね

現在もそうですが
エチオピアの品種は
在来種として
ティピカ原種からの派生品種のような扱いです
正確に言うと世界へ広まったティピカ種、ブルボン種ですが、エチオピアには存在しないらしい
エチオピアからの派生であるのは間違いのないのですが
品種も多様で木の様子からティピカ系、ブルボン系は分けられる事もあるようです
なので総じて在来種になるようです
2020年に待望のcup of excellenceが行われ
その辺から個別品種としてナンバーがつけられはじめました
私個人的にですが
たしかに
ティピカ種の優しい柑橘の味わいや柔らかなフルーツ感より、複雑でフローラルなものが多いように感じます

●コーヒーセレモニー●
コーヒーを飲むことを儀式化した作法?
日本の茶道のようなもののようです

1.お香を炊いて空間を整える
2.生豆を焙煎
3.抽出
4.3杯、出席者に振る舞う

コーヒーを飲むことに精神的な要素と教養などが含まれる慣習
感謝ともてなしの精神を表すもの
既婚の女性が取り扱うもので
結婚前に女性が身につける作法
冠婚葬祭や大切な来客の際に行われる
使われるポットやカップなどの茶器は女性が実母からや嫁ぎ先で代々受け継がれてきたものが伝統のようです

エチオピア高原の標高は平均1,700m〜2,000m。
農園ではなく、「ガーデンコーヒー」と呼ばれる、
庭先にコーヒーの木を植える小規模生産者の多いことが特徴。
品種が混在しているため、豆の形・大きさにもばらつきが生まれることも。 

●コーヒー産地●

◆シダモ◆
シダマという民族から由来
一部イルガチェフェを含むがイルガチェフェとは
区別されている
良質な産地、グジ地区が有名
優しい柑橘とほのかなベリーが特徴
ピタっとハマるとちょっとため息がでる素晴らしい
コーヒーに出会えます

◆イルガチェフェ◆
言わずもがな
正確にはシダモ地方に属しているが区別されている
ウォッシングステーションの役割が高く品質の
分かれ目になる
とても複雑でアップル、ピーチ、洋梨などフルーティーでジューシー、バランスがよく、素晴らしい珈琲に出会える事が多い

◆リム◆
私はしっかり関わった事がないです
個性は少々弱いようです
標高の高いものに良質なものがあることも
カカオ、チョコレートが特徴

◆ジマ◆
南西部
生産量が多く、高品質が特徴だが特筆するものが少ない
複雑でフルーティーなイメージがあり
個人的には悪いイメージはないが

◆レエンプティ◆
西部ウォレガ地方
レケとよばれてマタリと並んで親しまれた歴史があるが、お会いしたかなぁ。
野生に近い状態で生産されているため、ばらつきがあるようです

◆ハラー◆
モカハラーですね
ワイニーでチョコレートのイメージが強く
頑固なマスターがお似合いなイメージだが。
ハラール高原で生産され、
高標高と火山灰土壌、豊富な日射量によって高品質なコーヒーが生まれる
いわゆるモカハラーは、
長い形状のロングベリーで
最高品質の豆とされてきた。
なかでも、大粒の豆のみを選別したボールドグレインが最高級グレード。

◆ゲシャビレッジ◆
地図には書き込んでないが
南西部にあるメアニット族の地、ゲシャ村
スペシャリティ珈琲の頂点にあるゲイシャ種の
原産地とされている
ゲイシャ種は高くて中々手が出ない
パナマゲイシャとは別物なイメージ

後に農園主になるアダムさんが
2007年にエチオピア政府からの依頼で
コーヒーのドキュメンタリー映画製作を
依頼されたのが始まり
エチオピアに魅了され、
ゲイシャ村にたどり着き、
メアニット族の人々の協力を経て
ゲシャビレッジが生まれたのです

このクォリティ。すごっ。

●焙煎● 
近年浅煎りで飲まれる事が多いエチオピアですが 
基本、焙煎レンジは広いのが特徴です
深煎りもバランスよく
しっかりフルーティーな味わいも残りますから


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